マット配向結果

マット配向結果は、メルトフロントの前進における繊維マット プリフォーム プロパティの影響を示します。

この結果は、レジン トランスファー成形(RTM)解析または構造反応射出成形(SRIM)解析で生成され、すべてのメッシュ タイプでサポートされています。

この結果の使用法

RTM および SRIM プロセスでは、樹脂は強化繊維マット(またはプリフォーム)が存在するキャビティを流動します。流動タイプは、繊維マットのプロパティによって特徴付けられ、マットの構造に応じて等方性または異方性となります。また、マットを通過する樹脂の流動抵抗も樹脂の特性と流量により異なります。

Midplane モデルおよび Dual Domain モデルでは、マット配向結果は、異方性繊維マットの第 1 主方向を示します。この方向は、充填過程における樹脂の優先的な流動方向を示しています。この方向は、繊維マットの浸透率の測定によって決定される、楕円形のフロー フロントの主軸に相当します。

3D モデルでは、マット配向は、第 1、第 2、第 3 主方向で表示されます。主方向の大きさではなく方向を確認するには、これらのプロットを使用します。方向が期待通りでない場合には、主方向の割り当てを修正します。既定では、このプロット値は方向の大きさ(つまり 1)になります。X、Y、または Z の方向のコンポーネント値を表示するには、(プロット プロパティ - > ベクトル - > コンポーネント X、Y、または Z を選択)を変更します。コンポーネントがこのプロットに選択されている場合、値の範囲はケースごとに異なりますが、最小値が -1、最大値は 1 です。