チュートリアルのパート 4 では、床を追加します。まず壁を選択し、スケッチ ツールを使用して、既存の床をコピーして別のレベルへ貼り付けます。
このビデオは、次のことを示します。
床は、他の要素と同様に、レベルに関連付けられています。床を下階レベルに配置するには、プロジェクト ブラウザで下階平面図をダブルクリックします。 床は、スケッチをベースとする要素です。
[床]ツールを選択すると、スケッチ モードが開きます。床周長と閉じた線分ループをスケッチします。 プロジェクトには既に、床の形状を示す壁があるため、[描画]パネルの[壁を選択]ツールを使用すると床周長をスケッチすることができます。
このツールでは、床のエッジと壁の間に拘束を作成することもできます。 後で設計を変更するときに、壁を移動するとそれに合わせて床のエッジも自動的に移動します。 壁にカーソルを合わせてハイライト表示して[Tab]キーを押すと、連結された一連の壁をワンクリックで選択できます。
床上部のスケッチ線に沿って表示されている平行線は床のスパン方向を示しています。 この例では、床は一般的なタイプであるためスパン方向は重要ではありません。スパン方向を変更する必要がある場合は、[描画]パネルの[スパン方向]ツールを使用して、ペリメータ上のもう 1 本の線分をスパン方向に割り当てます。
スケッチが完成したら、[モード]パネルのチェック マークをクリックして変更を保存し、スケッチ モードを終了します。床は壁のアタッチ点として使用できるため、床と接触する壁を床のレベルで止めるかどうか尋ねられます。壁は現在、レベルをアタッチとして使用しているため[いいえ]をクリックすると、関係がそのまま維持されます。
交差している壁から床によってジオメトリを切断することもできます。 実際の建築条件によっては、この処理が必要ない場合もあります。この例では、床で壁のジオメトリを切断する必要はありません。床を 2 階のレベルに配置するには、床を選択したままクリップボードにコピーします。
[選択したレベルに位置合わせ]ツールを使用すると 3D ビューでモデル内の床を確認できます。2 階のレベルに貼り付けた床の形状を設計意図に合わせて修正する必要があります。 変更のスケッチは、2 階の平面図ビューから行うと簡単なので、そのビューをプロジェクト ブラウザで開きます。
スケッチに基づく要素を選択すると、コンテキスト タブに[境界の編集]ツールが表示されます。このツールを選択して、スケッチ モードに再度切り替え床のスケッチを編集します。 床の右側エッジを選択し、壁から離すように移動して床のエッジと外壁の間に開口部を設けます。 もう 1 本のエッジを選択し、移動して、建物外側にバルコニー スペースを作成します。[位置合わせ]ツールを使用すると、床のエッジを外壁の位置に合わせることができます。 [位置合わせ]ツールを使用すると、鍵アイコンが表示されます。このアイコンをクリックすると、位置合わせした要素間に拘束が設定されます。
[トリム]ツールと[削除]ツールを使用してスケッチを仕上げます。 [編集モードを終了]をクリックすると、壁を床にアタッチするかどうか尋ねられるため、[いいえ]を選択します。 1 階はこのビューより下にあるため、このビューでは 1 階からの内壁がグレーで表示されます。これらの壁を床の下側にアタッチするには、壁を選択しコンテキスト タブの[アタッチ(上部)]をクリックします。床のエッジを選択して、アタッチ対象を確定します。
3D ビューを開くと、床を修正した結果として、外側にバルコニーが、内側にロフト スペースが作成されています。