第 18 章: 等値面と等値ボリューム

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等値面

等値面とは、一定の値のサーフェスのことです。以下では、静圧によって色分けされた流速が一定である等値面の例を示します。等値面の形状は、モデル全体の中で特定の流速を持つ場所を示します。色は、これらの場所での静圧を示しています。

等値面は、流れの特徴を表す物理的な形状だけでなく、値も表示する3次元視覚化ツールです。伝熱シミュレーションにおける温度分布のほか、複雑な流路における流速分布を視覚化したい場合に有効なツールです。出力量の最大値および最小値の位置を特定するために等値面を使用することができます。

等値面の使用

ほとんどの等値面タスクを実行する方法は複数あります:

等値面を作成するには

等値面の名前を変更するには

等値面を選択するには

等値面を非表示にするには

注: 非表示にされた等値面は表示されず、変更できません。イメージをキャプチャするには、いくつかを非表示にする場合が多いでしょう。

等値面を削除するには

等値面の外観を変更するには

等値面量と結果による色表示の量を変更するには

注: 等値面値は、等値面の形状を決定するスカラー結果です。結果による色表示の値は、色を決定します。デフォルトでは、これらは同じです。異なるスカラー結果を選択すると、2つの結果を一緒に表示できます。例えば、等値面値で温度を、結果による色表示で流速を表示します。これにより、モデル内の流速が等しいすべての位置の温度が表示されます。

等値面量の値を変更するには

ベクトル長を変えるには

等値ボリューム

等値ボリュームは、指定された結果量の値の範囲内にあるモデルのボリュームです。単一の、指定された値を持つモデルのすべての場所が表示される等値面とは異なり、等値ボリュームでは結果値の範囲内にあるすべての場所が表示されます。

以下に、温度別に色分けされた流速等値ボリュームを示します。等値ボリュームの形状は、流速が指定された範囲内にあるモデル内のすべての場所を示します。色は温度を示します。

リボン上の等値ボリューム コマンドをクリックして、等値ボリュームを作成および操作することができます。等値ボリュームを使用する場合のワークフローは等値面のものと非常に似ています。

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