ステートは、シーンに対する変更を記録して、表示やレンダリングをすばやく行えるようにするオブジェクトのことです。一般的なワークフローは次のようになります。
ステートを作成するには:
[ステート セット](State Sets)ダイアログ ボックスが開き、ツリー ビューの一番上に[ステート セット](State Sets)項目が表示され、その下に空の State01 という名前の項目が表示されます。 この既定のステートはベース状態ともいいます。
をクリックして、ステートを追加します。
をクリックして、新しいステートを有効にします。
をクリックして、記録します。
をクリックします。
このステートに、記録されたすべての変更がリストされるようになりました。これらの変更内容を調整するには、いずれかのエントリを展開して、その値を変更します。
ベース状態と記録されたステートの間で切り替えるには、ステートの矢印ボタンをクリックします。対応する矢印ボタンをクリックして、複数のステート間で切り替えることもできます。一度にアクティブにできるステートは、1 つのみです。矢印がハイライトされない場合は、どのステートもアクティブでなく、元のシーンが表示されます。
レンダリング パスを実行するには:
ステート セットは、[レンダリング出力](Render Outputs)パネルで指定されたファイル パターンを使ってステートをファイルにレンダリングします。
合成を作成して書き出すには:
ステート セットによって、完全にワイヤリング済みのスケマティクを含む[コンポジタ ビュー](Compositor View)が開かれます。各ステートは、そのステートのレンダリング イメージのサムネイルを含む[出力ビットマップ](Output Bitmap)ノードにワイヤリングされたノードで表されます。 すべての[出力ビットマップ](Output Bitmap)ノードは、[コンポジタ出力](Compositor Output)ノードにワイヤリングされています。このノードには、既定の構成を示すサムネイルが含まれています。
コンポジタ ビューでスケマティックおよびノードを編集して、合成を変更します。