多言語辞書ファイル(*.mld)は、メモ帳などのテキストエディタで開くことができる ASCII ファイルです。
テキストは、列(言語)と参照用の番号付きの行のグリッドで構成されています。次の英語と日本語間で翻訳された多言語辞書ファイルのテキストを見てみましょう。
/lg ENU JA
/cp ISO8859-1 ISO8859-1
;これはユーザ定義 mld ファイルです。
0001 "english text ENU" "日本語のテキスト JA"
0002 "This is free message number %d ENU" "これは フリーメッセージ%d. ファイルです。JA"
0003 "This is a %s1 message %s2 ENU" "これはメッセージ%s2 です %s1 JA"
多言語辞書ファイルには次の 4 種類の行があります。
テキスト ファイルは言語定義行で始まります。この行は省略語 /lg で始まります。
有効な言語の省略語は[オンライン トランスレーション]ダイアログ ボックスに表示されています。たとえば、英語の場合は ENU、日本語の場合は JA です。
例: 言語定義行は、"/lg ENU JA" のように記述します。
言語定義行の次の行が、ページ コード定義行です。
ページ コード行は省略語 /cp で始まり、最初の行に入力した言語の省略語の数と等しいページ コードが含まれています。
有効なページ コードの省略語は、次のとおりです。
|
arabic08 |
dos855 |
ansi_1200 |
dos869 |
iso8859-6 |
|
arabic09 |
dos857 |
ansi_1250 |
dos874 |
iso8859-7 |
|
arabic10 |
dos860 |
ansi_1251 |
dos852 |
iso8859-8 |
|
arabic20 |
dos861 |
ansi_1252 |
dos932 |
iso8859-2 |
|
big5 |
dos862 |
ansi_1253 |
gb2312 |
johab |
|
dos437 |
dos863 |
ansi_1254 |
ksc5601 |
mac-roman |
|
dos737 |
dos864 |
ansi_1255 |
iso8859-3 |
|
|
dos775 |
dos865 |
ansi_1256 |
iso8859-4 |
|
|
dos850 |
dos866 |
ansi_1257 |
iso8859-5 |
例: ページ コード定義行は、"/cp ISO8859-1 ISO8859-1" のように記述します。
文字列行を作成するときには、次の点に留意してください。
例: 文字列行は、"0001 "english text ENU" "日本語のテキスト JA"" のように記述します。
セミコロンで始まる行はコメント行です。
例: コメント行は、";これはユーザ定義メッセージ ファイルです。" のように記述します。