この練習では、[パレット管理]を使用して、イメージ内で透明色を作成し、色の使われ方を組み合わせます。
[パレット管理]を使用すると、市販のデータまたは既存のファイルの既存イメージをユーザのニーズに合わせてカスタマイズすることができます。使用されている色数、色の割り当て、背景の透過性は、すべて変更することができます。このレッスンでは、イメージ内での色の使われ方を調べ、透明色を作成し、イメージから選択した色を結合して画質を改善します。次に、パレットを圧縮して、未使用の色を除去し、パレットを構成し直します。
この練習を行う前に、AutoCAD Raster Design toolsetのオプションが「練習 A1: AutoCAD Raster Design Toolsetのオプションを設定する」で説明したとおりに設定されていることを確認します。
カラーの衛星画像が図面に挿入されます。
イメージ パレットを検証する
[パレット管理]を使用して、イメージに関する詳細な情報とイメージに使用されている色を確認します。
[イメージ処理]
[パレット管理]を選択します。
[情報]を選択します。[パレット情報]ダイアログ ボックスに、使用可能な 256 色のうち 90 色だけが使用されており、このイメージでは背景の透過性がオフになっていることが示されます。[OK]をクリックします。

[未使用色を表示]を選択します。パレットの未使用色には、それ全体に X が付けられます。
透明色を割り当てる
透明色は、これ以降に[削除]や[回転角度補正]コマンドを使用する場合に、背景色として使用されます。'黒を透明色にするのはよい選択ですが、実行する前に、既にイメージ内で使用されているかどうかを確認する必要があります。使用されている場合、背景の透過性がオンのときにイメージ内に穴が表示されないよう、通常、黒を透明色としては選択しません。

[インデックス]が 0 の色が、透明色として選択するのに適切な色と思われますが、イメージ内でこの色を使用している別のインデックスがないことを確認する必要があります。

イメージ内のいくつかの色を 1 色にまとめる
イメージを見ると、海域がいくつかの異なる色で表示されているのが分かります。海域を 1 色で表すと、このレッスンの目的により役立ちます。これらの色を[結合]コマンドで 1 色にすることができます。

選択すると、再び[パレット管理]ダイアログ ボックスが表示され、選択した色がパレットに表示されます。
イメージ内で各色が 1 色になります。選択する色に応じて、元の海域色の一部またはその全部がパレットで未使用になります。
パレットを圧縮する
パレット表示には、未使用の色が多く含まれています。パレットを圧縮することで、未使用の色を除去します。[圧縮]操作がイメージ内のインデックスも変更され、使用中の色がパレットの最上部に集められます。
