スプラインの機能強化

スプラインの長さのロックに対するサポート

これまで、他のコンポーネントに変更が加えられたときにスプラインの長さが変更されないようにする方法はありませんでした。たとえば、線分およびスプライン ジオメトリで構成されるスケッチ プロファイルを作成し、その後でジオメトリの長さを変更すると、スプライン ジオメトリの長さと形状の両方が変更されていました。スプラインの長さが変更されないようにするためのメカニズムがなかったのです。

現在では、そのようなメカニズムが導入されています。3D スケッチ環境の[一般寸法]コマンドが強化されて、補間スプラインの長さを保持するようになりました。

仕組み: スプラインに寸法を追加すると、スプラインのフィット法が最小エネルギーに変換されます。寸法の既定値は、変換後の最小エネルギー スプライン長の長さです。

結果: スプラインに一般寸法を追加すると、スプラインの長さ全体が変更されないように長さ寸法が追加されます。コンポーネントを移動またはシフトすると、形状はそれに合わせて変化し続けますが、スプラインの全長は同じままになります。

重要: スプラインにアタッチされている長さ寸法が削除されると、スプラインの形状は元に戻ります。これは、長さ寸法を持つスプラインが、長さコントロールに適合するスケッチ拘束および寸法拘束を持つ曲線であるためです。寸法を削除すると、これらの拘束を削除することになるため、長さコントロールも削除されます。スケッチ拘束はスプラインを再度解決して、スプラインの長さを維持しない一意のスプライン形状を取得します。

詳細については、「スプラインの作成、スプライン長さのロック、スプラインの編集を行うには」を参照してください。