複数の新しい iLogic アセンブリ関数により、コンポーネントと拘束を追加、変更、削除するためのルール コードの記述が容易になります。例をいくつか示します。
次の例で、OptionA はアセンブリ内の True/False パラメータです。パラメータが True に設定されている場合、Occ A という名前のコンポーネントが追加または更新されます。False の場合、コンポーネントは追加されないか、削除されます。iLogic は、Occ A があり、OptionA が True かどうかを確認します。
EndManage コードが実行された場合: OptionA が False で、Occ A という名前のコンポーネントがアセンブリ内に既に存在する場合は、そのコンポーネントが自動的に削除されます。
原則として、BeginManage/EndManage ブロックが実行されるたびに、そのブロックに含めるコンポーネントのみを追加する関数を呼び出す必要があります。
iLogic でサポートされている関数の詳細については、「iLogic API リファレンス」を参照してください。
ポイント、ベクトル、マトリックスを表す座標値とオブジェクトに、データベース単位の代わりにドキュメント単位を使用する新しい関数があります。これらのオブジェクトは、Components.Add と関連する関数によって作成されたコンポーネントの位置と方向を指定するために使用できます。オブジェクトを作成するには、ThisDoc.Geometry.Point()または同様の関数を使用します。
新しい iLogic の関係(追加)関数は、ルールによってオカレンスと拘束が生成される iLogic アセンブリを作成できます。関連するパラメータの値を変更すると、ルールによってコンテンツが再生成または更新されます。
新しい関数のリストについては、以下を参照してください。
詳細については、「iLogic API リファレンス」を参照してください。
[現在の状態を取り込む]コマンドが、次のものをサポートするように強化されました。
新しい[現在の状態を取り込む]コマンドは、ルール エディタの[モデル]タブで 1 つまたは複数のファイルを右クリックすると使用できます。 | ここでは、Constraints.Add コマンドから生成されたルールの例を示します。ルール エディタに追加すると、コンテンツに対する必要な変更をルール エディタで直接行うことができます。 |
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ルール エディタのモデル ツリーでコンポーネントを複数選択し、複数のコンポーネントの状態を一度に取り込みます。コンポーネント間の拘束を取り込む場合は、これにより 1 回のみ取り込まれるようになります。
詳細については、「iLogic のルールを使用するには」を参照してください。
面とエッジに名前を割り当ててから、割り当てられた名前の面またはエッジに拘束を直接追加するルールを作成することができます。
ルール エディタでジオメトリを簡単に識別できるように、拘束されたジオメトリには、わかりやすい名前を割り当てます。
まず、面またはエッジに名前を割り当てます。
手順 1 パーツ ファイルで、他のパーツに拘束されている、または拘束されるジオメトリを右クリックし、[名前を割り当て]を選択します。 |
iLogic ブラウザの新しい[ジオメトリ]タブと、グラフィックス ウィンドウのジオメトリ(パーツ ファイルのみ)に割り当てられた名前が表示されます。
ヒント: コンテキスト メニューの[ラベルを表示/非表示]オプションを使用して、グラフィックス ウィンドウでの割り当てられた名前の表示をオンまたはオフにします。
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次に、割り当てられた名前を使用して面とエッジに拘束を直接追加するルールを作成します。
手順 2 アセンブリ ファイルで、[ルールを編集]ダイアログ ボックスの[モデル]タブから、パーツ名を複数選択して右クリックし、コンテキスト メニューから[現在の状態を取り込む(Components Constraints.Add)]を選択します。 |
ルール エディタに新しいルールが入力されます。ルールを実行するたびに拘束が再作成されます。
注: パーツ ファイルでジオメトリに名前が割り当てられていない場合、ルール エディタはジオメトリの汎用名を作成します。
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詳細については、「iLogic のルールを使用するには」を参照してください。
「iLogic API リファレンス」ヘルプ ノードから、iLogic 関数および引数のヘルプが利用できるようになりました。このヘルプ コンテンツは英語版のみです。
iLogic でサポートされている関数の詳細については、「iLogic API リファレンス」を参照してください。