ツイーク、基準線、自動分解の機能強化

Inventor LT では使用できません

[コンポーネントをツイーク]ミニツールバー

[ツイーク]コマンドが再設計され、[コンポーネントをツイーク]ミニツールバーに配置された直接操作ツールを使用するようになりました。

[コンポーネントをツイーク]ミニツールバーに、さまざまな新しいコマンドが導入されました。

座標系マニピュレータ

座標系マニピュレータが一新され、Inventor ダイレクト編集コマンドと同様の外観になりました。

座標系には、ワールド座標系またはアタッチされているコンポーネントのローカル座標系を使用することができます。ローカル座標系が使用されている場合は、座標系をコンポーネント ジオメトリに位置合わせすることができます。

[移動]と[連続移動]

タッチ ツイークを作成するには、2 つのオプションを使用できます。
  • [移動]: [適用]をクリックすると、コンポーネントの選択セットがクリアされます。別の選択セットを使用すると、ツイークのシーケンスを作成することができます。
  • [連続移動]: [適用]をクリックした後、コンポーネントの選択セットは保持されます。同じ選択セットに複数のツイークを追加したり、ツイークを作成するときに元の選択内容をわずかに変更することができます。

ツイーク コンポーネントの編集可能な選択セット

ツイークを作成するとき、コンポーネントを動的に選択セットに追加したり、選択セットから削除することができます。

既存のツイークを編集する際は、ツイークに関連するコンポーネントのセットを再定義することができます。

ツイーク距離または角度のキャンバス内編集

ツイークを作成または編集する際に、距離または角度の値の編集ボックスが座標系マニピュレータにアタッチされます。値を編集すると、ツイークもそれに合わせて更新されます。

ツイーク コンポーネントのダイナミック プレビュー

ツイークを作成する際に、コンポーネントの位置と作成された基準線を動的にプレビューできます。

ツイークを編集する際に、コンポーネントがロールバックされ、編集されたツイークをプレビューすることができます。

[コンポーネントをツイーク]コマンドの[元に戻す]ボタン

ツイークを作成する際に、[元に戻す]ボタンを使用して 1 つ前の手順に戻り、前のツイークをキャンセルすることができます。ツイーク履歴と[元に戻す]ボタンは、[コンポーネントをツイーク]ミニツールバーで[適用]をクリックすると使用できなくなります。

既定の基準線

ツイークを作成する際に、既定の基準線を作成するオプションを選択します。
  • [なし]: 基準線の作成をキャンセルします。
  • [すべてのコンポーネント]: 選択したすべてのコンポーネントに基準線を作成します。
  • [すべてのパーツ]: 選択したすべてのパーツに基準線を作成しますが、サブアセンブリは基準線作成の対象から除外されます。
  • [単一]: 移動されたコンポーネントの数に関係なく、ツイーク全体に 1 本の基準線を作成します。基準線は座標系の位置から開始されます。

基準線の編集の機能強化

[コンポーネントをツイーク]ミニ ツールバーのダイレクト編集ツールを使用して、基準線または基準線セグメントを手動で追加、編集、または削除できます。

手動の基準線

既定の基準線が要件に合致しない場合、基準線または基準線セグメントを手動で追加することができます。[コンポーネントをツイーク]ミニツールバーで、[追加]をクリックし、[完全な基準線]または[基準線セグメント]を選択します。次にグラフィックス ウィンドウ内で、ツイークされたコンポーネント上の点をクリックして、基準線を追加します。

注: 完全な基準線は、プレゼンテーション ビューで完全なコンポーネント パスを表します。基準線セグメントは、特定の移動ツイークまたは回転ツイークを表します。

自動分解でのダイナミック プレビュー

[自動分解]コマンドを使用する際に、[プレビュー]ボックスをオンにすると、モデルの分解ビューを動的にプレビューすることができます。[自動分解]ダイアログ ボックスで設定を変更するたびに、プレビューが更新されます。

自動分解のレベル

モデルを自動分解する場合、次の 2 つのオプションを使用することができます。
  • [1 レベル]: 選択されたすべてのコンポーネントを階層の 1 つ下のレベルに分解します。
  • [すべてのレベル]: 選択されたすべてのコンポーネントをコンポーネント階層のすべてのレベルまで分解します。

自動分解されたコンポーネントの基準線

モデルを自動分解するときに、基準線の作成に使用できるオプションが追加されました。
  • [なし]: 基準線の作成をキャンセルします。
  • [すべてのコンポーネント]: 自動分解に関係するすべてのコンポーネントに基準線を作成します。
  • [すべてのパーツ]: 分解されたパーツにのみ基準線を作成します。
  • [単一]: [自動分解]コマンドで作成されるツイークごとに 1 本の基準線を作成します。

自動分解によって作成されたツイーク

モデルを自動分解すると、分解されたコンポーネントの個々のツイークがプレゼンテーション ビューに追加されます。ツイークは個別に編集できるため、分解されたモデル ビュー内のコンポーネントの位置を微調整することができます。