チューブ＆パイプの機能強化

ルート内で使用可能になった[ブラウザ内を検索]コマンド

右クリックメニューの[ブラウザ内を検索]オプションは、ルートの作成時や、フレキシブルホースの継手を配置するときにも使用できるようになりました。

継手付きフレキシブルホース上の複数の中間点作成のサポート

2 つの新しい右クリックメニューのオプション(オフセット点および中間点)により、継手付きフレキシブルホースルートを配線する場合、複数の中間点を作成することができます。継手を 1 つ配置してホースを構築し、2 番目の継手を配置すると完成します。両方の継手を配置して、[中間点]と[オフセット点]コマンドを切り替えて、ホースを作成することもできます。

詳細については、「フレキシブルホースルートを作成するには」を参照してください。

新たに導入された[違反表示]ダイアログボックスでのフレキシブルホースの違反に関する視覚的フィードバックの表示

問題のある曲げ半径を確認する場合、従来表示されていたメッセージボックスに代わり、[違反表示]ダイアログボックスが新たに表示されるようになりました。新たに導入された[違反表示]ダイアログボックスでは、曲げ半径違反が発生したスプラインセグメントがツリー形式で表示されます。ダイアログボックスでノードを選択すると、曲げ半径違反があるセグメントがグラフィックスウィンドウでハイライト表示されます。

詳細については、「ホースルートの曲げ半径を確認するには」を参照してください。

[チューブ＆パイプ]ダイアログボックスの機能強化

[チューブ＆パイプスタイル]: ダイアログボックスのサイズ変更では、スタイル設定のパネルのサイズを拡張することもできるようになりました。すべての名前、ファミリ、規格、または外観情報を表示するためにスクロールをする必要はありません。
[チューブ＆パイプオーサリング]: 追加する接続番号が 7 個を超えた場合は、ダイアログボックスの幅も拡張する、サイズの変更ができるようになりました。
[チューブ＆パイプ配管ファイル名]: [配管ファイルの場所]フィールドの保存先のフォルダは、[チューブ＆パイプ配管ファイル名]フィールドおよび[配管ファイル名]フィールドの名前を変更すると、自動的に更新されます。

詳細については、「チューブ＆パイプの概要」を参照してください。

チューブ＆パイプの末端処理パブリッシュの機能強化

[チューブ＆パイプオーサリング]ダイアログボックス内のチューブ＆パイプのコンテンツのパブリッシュ時に、接続を追加すると、最後に使用した接続の末端処理の設定が自動的に設定されます。

詳細については、「チューブ＆パイプオーサリング」を参照してください。

生産性の強化

右クリックメニューオプションの[継手直径を変更]は、Inventor 2016 から固定ルートの継手に使用できますが、フレキシブルホース配管の継手でも使用できるようになりました。フレキシブルホース配管の 1 つまたは複数の継手を選択し、選択したすべての継手の直径を変更することができます。
詳細については、「フレキシブルホースルートを作成するには」を参照してください。
新しい右クリックメニューオプションの[サイズを変更]および[接続編集]は、既存のルートに継手を配置するときに使用できます。
新しい右クリックメニューオプションの[すべての接続を削除]は、複数のチューブ＆パイプコンポーネントを選択すると使用可能になります。
スペースバーを押して、いずれのルートにも含まれていない配管内のチューブ＆パイプ継手の継手接続を反転できるようになりました。
[フリーフィット]および[ベースフィット]選択を適用するのに、[継手接続]ダイアログボックスで、[OK]ボタンをクリックする必要はなくなりました。[継手接続]ダイアログボックスの既定のフォーカスは、[OK]に設定されています。
詳細については、「チューブ＆パイプで継手接続とコンポーネントを接続、編集するには」を参照してください。
アクティブなルートでは、[インクルードジオメトリ]として追加された複数の作業フィーチャの複数選択および削除ができるようになりました。