参照モデルの変換に関する改良点
- CATIA、SolidWorks、NX、および Pro-E/Creo ファイルの[モデルを参照]の更新動作が大幅に改善されました。参照による関連付けの安定度が向上しました。
- Inventor 2016 では、マルチスレッドのサポートが有効になりました。(マルチスレッド化により、使用しているハードウェアにマルチコア プロセッサが搭載されている場合に、Inventor で複数のプロセッサを使用できます)。その結果、他の CAD システムのファイルで作業する際のパフォーマンスが向上しました。インポート ワークフローでのマルチスレッドに対する Inventor 2017 のサポートが強化され、パフォーマンスの向上と迅速な更新が実現しました。
詳細については、「他の CAD システムからのファイルのインポートに関する概要」を参照してください。
参照モデルとして STEP ファイルをインポートする
STEP を参照モデルとしてインポートできるようになりました。STEP ファイルを参照モデルとしてインポートすると、選択したファイルへのリンクが維持され、モデルの変更を監視して、モデルの変更時に更新できます。
注: STEP ファイルを参照モデルとしてインポートするのは、STEP ファイルへの更新が最小限しかないと想定される場合にしてください。
詳細については、「他の CAD システムからファイルをインポートするには」を参照してください。
参照モデルとしてインポートした CAD ファイルのプロパティ オーバーライドのサポート
[アセンブリ][コンポーネント] [インポートした CAD ファイルを配置]コマンドを使用して、参照ファイルとしてファイルをアセンブリにインポートする場合、CATIA、SolidWorks、NX、および Pro-E/Creo ファイルのプロパティ オーバーライドを指定できるようになりました。その他の機能強化を次に示します。
- [iProperty]ダイアログ ボックスで入力したオーバーライド値は青色で表示されます。
- 値を元の値に戻すには、新たに導入された右クリック メニュー オプションの[ソースからの値]を使用します。
- オーバーライド値は部品表に表示されます。
詳細については、「参照モデルとしてインポートされた CAD ファイルのプロパティ オーバーライドを設定するには」を参照してください。