Inventor 2019.4 の新機能

Inventor 2019.4 は、Inventor 2018 を使用している他のユーザと共同で作業できるようにするアップデートです。この更新によっても、拘束コマンドの一部が変更されます。

Inventor AnyCAD

将来の(新しい)バージョンの Inventor のパーツ ファイルとアセンブリ ファイルの参照

Inventor 2019 で、Inventor 2020 のパーツ ファイルまたはアセンブリ ファイルを参照できるようになりました。

2020 のパーツ ファイルおよびアセンブリ ファイルを開くには、Inventor 2019.4 がインストールされている必要があります。Inventor 2019.4 は、Autodesk デスクトップ アプリまたは https://manage.autodesk.com からダウンロードできます。

将来のバージョンの Inventor のパーツ ファイルやアセンブリ ファイルへの参照を作成するには、[開く]、[配置]、または[派生]コマンドを使用します。

マイグレーション: 新しいバージョンの Inventor でファイルを開いて保存するか、タスク スケジューラを使用して参照のあるファイルを将来のバージョンにマイグレーションすると、将来のバージョンの参照が Inventor の標準の[配置]および[派生]の関係にマイグレーションされます。

詳細については、「Inventor AnyCAD の概要」を参照してください。

AnyCAD の機能強化

新しいバージョンの AnyCAD 形式のサポート

お使いのバージョンの Inventor に対応した最新の更新プログラムをインストールする必要があります。更新プログラムは、Autodesk デスクトップ アプリまたは https://manage.autodesk.com からダウンロードできます。

形式 バージョン 選択インポート 関連付けに基づいた更新
CATIA V5 R6 - V5-6R2018
PTC Creo 5.0 まで
PTC Wildfire 5.0 まで
SolidWorks 2001 Plus ~ 2019
Siemens NX Unigraphics V13 ~ NX 12
Alias v11 以降
AutoCAD 2D 2018 まで  
STEP AP203E2、AP214、AP242
Solid Edge V18 ~ V20、ST1 ~ ST10、2019

AnyCAD の詳細については、「他の CAD システムからのファイルのインポートに関する概要」を参照してください。

アセンブリ拘束への機能強化

2 つの軸間にメイト拘束を配置するときに、Inventor は、回転が最小限の選択内容を基にしてベスト マッチを予測し、プレビューを表示する前に最適な選択内容を割り当てるようになりました。

たとえば方向を持つ軸 1 を選択してから軸 2 を選択した場合、回転が最小限の相対位置が、方向のタイプ(反対または位置合わせ)が指定された状態で保持されます。これにより、コンポーネントが誤った方向に設定されないように、手動コントロールを追加することができます。

2 つの軸間に拘束を配置する方法の詳細については、「アセンブリにメイト拘束またはフラッシュ拘束を配置するには」を参照してください。

注: アセンブリの[拘束を指定]ダイアログ ボックスで指定された値は、同じセッション内で保持されません。