ジャンプ先: 概要. 戻り値. 関連. フラグ. Python 例.

概要

pasteKey( [objects] , [animLayer=string], [animation=string], [attribute=string], [clipboard=string], [connect=boolean], [copies=uint], [float=floatrange], [floatOffset=float], [includeUpperBound=boolean], [index=uint], [matchByName=boolean], [option=string], [time=timerange], [timeOffset=time], [valueOffset=float])

注: オブジェクトの名前と引数を表す文字列は、カンマで区切る必要があります。これはシノプシスに示されていません。

pasteKey は、取り消し可能、照会可能、および編集可能です。

クリップボードから別のオブジェクトかカーブにカーブ セグメント階層をペーストします。コピーかカットを行ったカーブ セグメントのオブジェクト階層が、ペースト先のオブジェクト階層と一致しない場合、pasteKey は階層内で一致する部分をペーストします。1 つのオブジェクトのアニメーションがクリップボード上にある場合は、それぞれの対象オブジェクトにペーストされます。複数のオブジェクトのアニメーションがクリップボード上にある場合は、どのアニメーションがどのオブジェクトにペーストされるかがセレクション リストの順序で決まります。

次のような操作が有効です。

TbaseKeySetCmd.h

指定したオブジェクトのアトリビュートにクリップボードのキーセットがペーストされる方法は、指定した「-option」によって決まります。以下のオプションについては、それぞれ例を用いて説明します。すべての説明では、クリップボードのキーセットに 20 フレームのアニメーションを含むカーブ セグメントが存在すると仮定します(カーブ セグメントをクリップボードに保存するには、cutKey コマンドか copyKey コマンドを使用します)。ペースト先のアニメーション カーブは、対象カーブと呼びます。

戻り値

int貼り付けられたカーブの数

照会モードでは、戻り値のタイプは照会されたフラグに基づきます。

関連

copyKey, cutKey, findKeyframe, keyTangent, keyframe, keyframeOutliner, keyframeStats, scaleKey, setInfinity, snapKey

フラグ

animLayer, animation, attribute, clipboard, connect, copies, float, floatOffset, includeUpperBound, index, matchByName, option, time, timeOffset, valueOffset
ロング ネーム(ショート ネーム) 引数タイプ プロパティ
animLayer(al) string create
貼り付けるキーが指定したアニメーション レイヤ上のカーブに貼り付けられるよう指定します。指定したオブジェクトまたはアトリビュートに対してそのレイヤが存在しない場合、キーは貼り付けられません。
animation(an) string create
このコマンドが、自身が影響を与えるアニメーションを取得する場所です。有効な値は「objects」、「keys」、「keysOrObjects」で、既定は「keysOrObjects」です(詳細については、説明を参照してください)。
attribute(at) string createmultiuse
選択するアトリビュートのリストです。

照会モードでは、このフラグに値が必要になります。

clipboard(cb) string create
アニメーションのペースト元になるクリップボードを指定します。有効なクリップボードは「api」と「anim」です。既定のクリップボードは「anim」です。
connect(c) boolean create
true に設定すると、ペースト時にソース カーブがペースト先カーブの値に接続されます。(これには、クリップボードのカーブがその値だけシフトし、ペースト先カーブに接続するという効果があります。)false に設定すると、ソース カーブのオリジナル キーフレーム値が保持されます。既定は false です。
copies(cp) uint create
ソース カーブをペーストする回数。
float(f) floatrange create
時間ベースの animCurve 上の時間ベースでないキー(またはキー レンジ)を固有に表す値です。有効な floatRange は、単一の値(-f 10)、または上下限をコロンで区切った文字列(-f "10:20")です。

照会モードでは、このフラグに値が必要になります。

floatOffset(fo) float create
ペーストされたキーをオフセットする時間(時間入力アニメーション カーブ以外)。
includeUpperBound(iub) boolean create
-t/time または -f/float フラグがキーの範囲を表す場合に、範囲の上限のキーをキーセットに含めるかどうかを定義します。既定値: true。このフラグは、-t/time フラグの引数が上下限が指定したタイム レンジである場合に限り有効です(「pasteKey」コマンドでこのフラグを使用するときに「replace」、「fitReplace」、「scaleReplace」などのオプションを指定すると、このフラグは、置き換えられるターゲット カーブの時間範囲のみを参照します。このフラグは、クリップボードからペーストされたカーブには影響しません)。
index(index) uint create
アニメーション カーブ上のキーのインデックス

照会モードでは、このフラグに値が必要になります。

matchByName(mn) boolean create
true の場合は、ノード名およびアトリビュート名がクリップボード内の対応する項目と厳密に一致するシーン内の項目にのみ貼り付けます。階層情報は使用されません。既定は false です。この場合、階層による通常の照合が実行されます。
option(o) string create
有効な値は、「insert」、「replace」、「replaceCompletely」、「merge」、「scaleInsert」、「scaleReplace」、「scaleMerge」、「fitInsert」、「fitReplace」、「fitMerge」です。既定のペースト オプションは、「insert」です。
time(t) timerange create
時間ベースのアニメーション カーブ上のキー(またはキー レンジ)を固有に表す時間です。単一のフレームまたはフレーム範囲の設定方法については、以下のコード例を参照してください。

照会モードでは、このフラグに値が必要になります。

timeOffset(to) time create
ペーストされたキーをオフセットする時間(時間入力アニメーション カーブのみ)。
valueOffset(vo) float create
ペーストされたキーをオフセットする値。

フラグはコマンドの作成モードで表示できます フラグはコマンドの編集モードで表示できます
フラグはコマンドの照会モードで表示できます フラグに複数の引数を指定し、タプルまたはリストとして渡すことができます。

Python 例

import maya.cmds as cmds

# Paste keyframes onto nurbsSphere1's translateX attribute at time 10
#
cmds.pasteKey( 'nurbsSphere1', time=(10,10), attribute='translateX' )

# Paste to all active objects, preserving the timing from the clipboard.
#
cmds.pasteKey()