GD&T 記号のリファレンス

PowerInspect は次の GD&T 記号を使用します。

[直径]: 円筒状フィーチャーと公差域を記述します。この記号は、フィーチャーサイズ、または、トレランスの前に付きます。

[MMC (最大実体状態)]または[MMB (最大実体バウンダリー)]: フィーチャーの実一致サイズの最大実体状態を指定します。

[LMC (最小実体状態)]または[LMB (最小実体バウンダリー)]: フィーチャーの実一致サイズの最小実体状態を指定します。

[不等間隔の輪郭修飾子]: GD&T 輪郭度(サーフェス)アイテムまたは GD&T 輪郭度(ライン)アイテムの公差域は、フィーチャーの実際のサーフェスの周囲に不等間隔で分散しています。記号の前に表示される値は総公差域の幅であり、記号の後に表示される値は正の最大公差です。

[直角度]: フィーチャーの中心平面、軸、またはサーフェスが、データム平面または軸に対して 90 度です。

[平行度]: サーフェスまたは中心平面が、データム平面上のすべてのポイントから等距離です。

[傾斜度]: サーフェス、中心平面、または軸の、データム平面または軸からの角度が、指定された角度(90 度以外)です。

[輪郭度 (サーフェス)]: コントロールされるサーフェス全体に沿った 3 次元コントロールの指定方法です。

[輪郭度 (ライン)]: サーフェスの真の輪郭に沿ったラインに対する 2 次元コントロールの指定方法です。

[真位置]: フィーチャーと真位置(理論上正確な位置)の間の許容範囲を定義する位置トレランスです。

[同心度]: 同心度は、回転体の正反対の全アイテムの中点が、データム フィーチャーの軸(または中心点)と正確に合致します。

[円周振れ]: データム軸を中心にパーツを完全に 1 回転する間に、選択されたパーツ サーフェスでの許容エラーの複合コントロール(フォームおよび場所に作用する)です。振れトレランスは、2 つの同心円間に領域を与えます。

[全振れ]: データム軸を中心にパーツを完全に 1 回転する間に、選択されたパーツ サーフェスでの許容エラーの複合コントロール(フォームおよび場所に作用する)です。振れトレランスは、2 つの同心円筒間に領域を与えます。

[対称度]: フィーチャーまたはパーツが、データム フィーチャーの中心平面の両側で同一輪郭を持っています。

[データムフィーチャー]: データムは、フィーチャーの位置が定義元または計測元であるサーフェス、軸、または平面(実態または投影)です。

データムフィーチャーは、三角印の端末を持つ引出し線が付いた枠内の文字により、識別されます。データムが GD&T データム アイテムである場合は背景が白になり、データムがフィーチャーである場合は背景がシェーディングされます。

2 つのフィーチャー間の線状寸法 の測定も可能です。これは真の GD&T 計測ではありませんが、フィーチャーの相対位置の検出に使用できます。