UCS と WCS 間で点を変換する(CAL[ジオメトリック計算]コマンド)

通常、すべての座標は現在の UCS を基準にしているものとみなされます。次の関数は、点を UCS と WCS 間で変換します。

w2u(p1)

WCS で表される点 p1 を現在の UCS に変換します。

u2w(p1)

現在の UCS で表される点 p1 を WCS に変換します。

w2u を使用すると、WCS の原点を現在の UCS に変換できます。

w2u([0,0,0])

点またはベクトルの X、Y、Z 構成要素をフィルタする

次の関数は、点またはベクトルの XYZ 構成要素をフィルタします。

点フィルタ関数

関数

説明

xyof(p1)

点の X および Y 構成要素を返します。Z 構成要素は 0.0 に設定されます。

xzof(p1)

点の X および Z 構成要素を返します。Y 構成要素は 0.0 に設定されます。

yzof(p1)

点の Y および Z 構成要素を返します。X 構成要素は 0.0 に設定されます。

xof(p1)

点の X 構成要素を返します。Y および Z 構成要素は 0.0 に設定されます。

yof(p1)

点の Y 構成要素を返します。X および Z 構成要素は 0.0 に設定されます。

zof(p1)

点の Z 構成要素を返します。X および Y 構成要素は 0.0 に設定されます。

rxof(p1)

点の X 構成要素を返します。

ryof(p1)

点の Y 構成要素を返します。

rzof(p1)

点の Z 構成要素を返します。

次の例は、球座標で表された点の Z 構成要素を返します。

zof([2<45<45])

次の例は、点 aX および Y 構成要素と、点 bZ 座標値の点を返します。

xyof(a)+zof(b)