(AutoLISP は AutoCAD LT では使用できません)。
数式の中で AutoLISP 変数を使用できます。変数の型は、実数、整数、2D または 3D の点(ベクトル)のいずれかでなければなりません。
次の例は、AutoLISP 変数 A に格納されている点から X 方向に 5 単位、 Y 方向に 1 単位離れた位置の点を定義しています。
A+[5,1]
たとえば、+、-、*、/ のような、CAL コマンドで特別な意味を持つ文字を含む名前で AutoLISP 変数を入力する場合は、その変数名を次のようにシングル クォーテーション マーク(')で囲みます。
'number-of-holes'
AutoLISP 変数に値を割り当てるには、変数名と等号(=)の後に数式を続けます。後で、この変数の値を他の計算で使用できます。
次の例は、AutoLISP 変数 P1 と R1 に 2 つの式の値を格納しています。
コマンド: cal
>> 式を入力: P1=cen+[1,0]
>> 図形を選択 CEN スナップ: 円または円弧を選択します。
コマンド: cal
>> 式を入力: R1=dist(end,end)/3
>> 図形を選択 END スナップ: END[端点]オブジェクト スナップを使用して、オブジェクトを選択します。
次の例は、変数 P1 と R1 の値を使用しています。
コマンド: circle
円の中心点を指定 または [2 点(2P)/3 点(3P)/接、接、半(T)]: 'cal
>> 式を入力: P1+[0,1]
円の半径を指定 または [直径(D)] <最後の値>: 'cal
>> 式を入力: R1+0.5