数式でスナップ モードを使用する(CAL[ジオメトリック計算]コマンド)

数式の一部としてスナップ モードを使用することができます。オブジェクトを選択するようプロンプトが表示され、適切なスナップ点の座標が返されます。数式でスナップ モードを使用すると、他のオブジェクトに相対的な座標を非常に簡単に入力できます。

スナップ モードを使用するときは、3 文字だけを入力します。たとえば、中心スナップ モードを使用する場合は、cen と入力します。CAL[ジオメトリック計算]コマンドでスナップ モードを使用すると、システム変数 LASTPOINT の値が設定されます。

CAL コマンドでのスナップ モード

スナップ モードの短縮形

スナップ モード

END

ENDPOINT[端点]

INS

INSERT[挿入基点]

INT

INTERSECTION[交点]

MID

MIDPOINT[中点]

CEN

CENTER[中心]

NEA

NEAREST[近接点]

NOD

NODE[点]

QUA

QUADRANT[四半円点]

PER

PERPENDICULAR[垂線]

TAN

TANGENT[接線]

次の例は、式の中で CEN[中心]と END[端点]スナップ モードを使用しています。

(cen+end)/2

円または円弧と、オブジェクトを選択するようプロンプトが表示されます。次に、その円または円弧の中心点と、選択したオブジェクトの端点との中点を返します。

次の例は、MID[中点]スナップ モードを使用しています。オブジェクトを選択するようプロンプトが表示され、選択したオブジェクトの中点から Y 方向に 1 単位離れた位置の点を返します。

mid+[,1]

次の例は、END[端点]スナップ モードを使用して、3 つの端点で定義された三角形の中心を計算しています。

(end+end+end)/3