概要 - 回路図とパネル シンボルの関係

最初にラダー回路図を作成し、次に回路図図面から物理パネル レイアウトを作成できます。

ラダー回路に表示される各シンボルは、パネル レイアウト図面上の尺度が設定された物理表示にマッピングされます。物理レイアウト図面は、コントロール パネル カバーのドアのレイアウトなどが考えられます。ドアのレイアウトでは、各コンポーネントを取り付ける場所を示し、シート メタル ドアの取り付け用の穴のサイズを指示できます。

注: 単結端子はパネル レイアウト端子にマッピングされません。

たとえば、パイロット ランプ コンポーネントは何十ものベンダーからさまざまなスタイル、サイズ、定格で製造されています。ラダー回路図では、小型のパイロット ランプであろうと、大規模な爆破計画用のパイロット ランプであろうと関係なく、特定の種類のすべてのパイロット ランプが同じ回路図シンボルで識別されます。パイロット ランプを実際の外観とサイズ(つまり、物理機器シンボル図)で表示されるのは、物理パネル レイアウトです。

この回路図図面に示す 3 つのパイロット ランプ シンボルを見てください。

LT411 と LT413 が 30mm のパイロット ライトの Allen-Bradley パーツ番号に割り当てられています(カタログ パーツ番号 800H-PR16R)。LT412 は、より小さい 22.5mm のパイロット ライト(カタログ パーツ番号 800MR-P16RS)のパーツ番号に割り当てられます。赤のパイロット ランプ シンボルの各インスタンスでは、製造元とカタログ部品番号の割り当てが非表示属性 MFG と CAT に保持されています。3 つのシンボルはすべて、同じ AutoCAD ブロック シンボルであるため、回路図では同じように見えます。相違点は各インスタンスに割り当てられるパーツ番号属性値です。

図に示すように、3 つの赤いパイロット ランプは、パネル レイアウトでは機器シンボルとして表示されています。LT412 (22.5mm パイロット ランプ)は他のランプより小さく見えるることに注意してください。

機器シンボルのマッピング

物理パネル レイアウト図面では、これらのパイロット ランプ シンボルが、[機器シンボルを挿入]([回路図リスト])ツールを使用して、機器シンボル ブロックとして挿入されています。

AutoCAD Electrical ツールセット は、MFG/CAT 属性に適用された製造元と部品番号の割り当てに基づいて、パイロット ランプ回路図シンボルの各インスタンスに使用する物理表示ブロック シンボルを特定します。ベンダー名とパーツ番号は、正しい機器シンボル図面(.dwg)ファイルにマッピングされます。次に、この図面がパネル レイアウト図面にブロックとして挿入されます。

この作業を行うために、2 つの重要な要素があります。

  • ベンダー機器シンボル ライブラリ(.dwg)ファイル - このライブラリからの 2 つのシンボルを次に示します。これらは、それぞれ Allen-Bradley 赤パイロット ランプの 30mm スタイル用と 22.5mm スタイル用です。
  • 機器シンボル マッピング ファイル(footprint_lookup.mdb) - 各製造元にテーブルが割り当てられています。