領域オブジェクトまたはプリミティブ オブジェクトを定義した後、各種のコマンドを使用して、ラスター データを修正できます。
編集した REM オブジェクトをラスター イメージの一部にするには、imergetoimg[ラスター イメージに合成]コマンドを使用します。詳細は、REM オブジェクトをイメージに合成するを参照してください。
[編集モード]メニューは、1 つまたは複数の REM オブジェクトを選択して右クリックすると表示されます。このメニューには、AutoCAD コマンドと REM コマンドが表示されます。
REM オブジェクトに対して、オリジナルのイメージと関連付けがなくなるような AutoCAD コマンドを実行すると、オリジナルのイメージから対応するラスター データが AutoCAD Raster Design toolset によって削除されます。たとえば、領域オブジェクトを定義してから、そのオブジェクトを移動することがあります。領域オブジェクトを移動すると、オリジナルのイメージからラスター データが削除されます。REM オブジェクトを定義した直後にそのオブジェクトを削除するには、AutoCAD の ERASE[削除]コマンドを使用します。
AutoCAD コマンドを使用する方法については、AutoCAD のヘルプを参照してください。
REM コマンドの全リストにアクセスするには、メニュー ブラウザから、[ラスター]メニュー[ラスター図形処理]を選択します。REM オブジェクトをクリア(削除)、イメージのすべての REM オブジェクトを選択、図形の作成に使用するリファイン モードを選択、オブジェクトのサブ構成要素を除去、背景の透過性のオン/オフを切り替えたり、オブジェクトをラスター イメージに合成することができます。
複数の REM オブジェクトを選択した場合は、すべのオブジェクトで使用可能なオプションだけが使用できます。たとえば、3 つの REM オブジェクトを選択し、そのうち 2 つの REM オブジェクトだけがリファイン モードのときは、[リファイン モード]オプションはメニューから選択できません。