ジョブは、システム上のローカルの一時作業用フォルダを使用します。フォルダは、ジョブの実行完了時に削除されます。データベース内に 30 日間保持されるファイル。

使用される作業ファイルの場所は次のとおりです。

• /tmp/ワークステーション モードとシンクライアント モードの両方で使用

この場所を変更するには、Simulation Compute Manager を起動する前に環境変数 SCM_WORKING を変更します。これで、Simulation Compute Manager の作業用データベースと一時ファイルが新しい場所に移動します。

ワークステーションの一時作業ファイルのパスを変更するには

次のプロセスにより、Simulation Compute Manager の一時的な作業パスの場所を更新できます。サービスの停止、および設定ファイルの編集の実行には、root アクセス権または sudo アクセス権が必要です。この例では、新しい場所は /tmp/scmWorking として参照されます。

1. 前述のプロパティを持つ新しい場所を作成します。

2. sudo systemctl stop adskscm を使用して Simulation Compute Manager を停止します。

3. ファイル /usr/lib/systemd/system/adskscm.service をテキスト エディタで開きます。 これには、root アクセス権または sudo アクセス権が必要になります。

4. PIDFile="/var/lock/scm.pid.lock" の行の後に次を挿入します(およそ 9 行目)

#Change the SCM default storage path
Environment="SCM_WORKING =/tmp/scmWorking"

1. コマンド sudo systemctl daemon-reload を実行して Simulation Compute Manager を再ロードします。

2. コマンド sudo systemctl start adskscm を使用して Simulation Compute Manager を再起動します。

シン クライアントの一時作業ファイルのパスを変更するには

次のプロセスにより、Simulation Compute Manager の一時的な作業パスの場所を更新できます。この例では、新しい場所は /tmp/scmWorking として参照されます。

前述のプロパティを持つ新しい場所を作成します。

1. curl localhost:43500/terminate または curl <hostname>:43500/terminate を使用して Simulation Compute Manager の既存のインスタンスを停止します。

2. プロセスが完全に終了するように十分な時間を確保します。

3. /sbin/pidof SimulationCompute を呼び出して、SimulationCompute プロセスが終了したことを確認します。プロセス ID が返された場合は、kill -9 '<process ID>' を使用してすべてのプロセスを終了させます。

4. /sbin/pidof fs-harness を呼び出して、fs-harness プロセスが終了したことを確認します。プロセス ID が返された場合は、kill -9 '<process ID>' を使用してプロセスを終了します

5. 次のように環境変数を設定します。

export -x SCM_WORKING=/tmp/scmWorking

1. 次を使用して Simulation Compute Manager を起動します。

$INSTALL_ROOT/opt/Autodesk/simulation-compute/bin/SimulationCompute

ワークステーションの Simulation Compute Manager のストレージ パスを変更するには

次のプロセスにより、Simulation Compute Manager のストレージ パスの場所を更新できます。サービスの停止、および設定ファイルの編集の実行には、root アクセス権または sudo アクセス権が必要です。この例では、新しい場所は /tmp/newlocation として参照されます。

1. 前述のプロパティを持つ新しい場所を作成します。

2. sudo systemctl stop adskscm を使用して Simulation Compute Manager を停止します。

3. ファイル /usr/lib/systemd/system/adskscm.service をテキスト エディタで開きます。 これには、root アクセス権または sudo アクセス権が必要になります。

4. PIDFile="/var/lock/scm.pid.lock" の行の後に次を挿入します(およそ 9 行目)

#Change the SCM default storage path
Environment="SCM_DATAPATH=/tmp/newlocation"

1. コマンド sudo systemctl daemon-reload を実行して Simulation Compute Manager を再ロードします。

2. コマンド sudo systemctl start adskscm を使用して Simulation Compute Manager を再起動します。

シン クライアントの Simulation Compute Manager のストレージ パスを変更するには

Simulation Compute Manager のストレージ パスの場所は、SCM_DATAPATH 環境変数で変更します。Simulation Compute Manager を起動する前に、環境変数を設定する必要があります。この例では、新しい場所は /tmp/newlocation として参照されます。

1. 前述のプロパティを持つ新しい場所を作成します。

2. curl localhost:43500/terminate または curl <hostname>:43500/terminate を使用して Simulation Compute Manager の既存のインスタンスを停止します。

3. プロセスが完全に終了するように十分な時間を確保します。

4. /sbin/pidof SimulationCompute を呼び出して、SimulationCompute プロセスが終了したことを確認します。プロセス ID が返された場合は、kill -9 '<process ID>' を使用してすべてのプロセスを終了させます。

5. /sbin/pidof fs-harness を呼び出して、fs-harness プロセスが終了したことを確認します。プロセス ID が返された場合は、kill -9 '<process ID>' を使用してプロセスを終了します

6. 次のように環境変数を設定します。

export -x SCM_DATAPATH=/tmp/newlocation

1. 次を使用して Simulation Compute Manager を起動します。

$INSTALL_ROOT/opt/Autodesk/simulation-compute/bin/SimulationCompute