要素

この項目は、モデル ツリー内のノードの後に表示されます。モデル内の要素の合計数が見出しの右端(たとえば、要素 573 など)に表示されます。メッシュが生成されたかどうかを示す[要素]項目がモデル ツリーに表示されます。メッシュされていないモデルの節点数は(0 (ゼロ)です。

[要素]を右クリックすると、コンテキスト メニューから次のオプションが使用できます。

• [クエリー表示]: このオプションがオンに設定されている場合、モデル内の要素をリアルタイムで調べることができます。要素の[クエリー表示]は、[クエリー表示]ツールバーを使用してアクセスすることもできます。
• [ハイライト表示]: ハイライト表示オプションは、要素の位置およびプロパティを識別するために、要素セットをモデル上でハイライト表示します。要素をハイライト表示するには次の 2 つの方法があります。
  • モデル上で要素を 1 つずつクリックして、要素を視覚的に選択します。
  • 要素 ID が分かっている場合は、それらを[エンティティ ID]フィールドに入力します。その際、スペースやカンマを使用して複数の ID を区切ります。次に、[追加]をクリックします。

    どちらの場合も、選択または入力した要素が[選択したエンティティ]リスト ボックスに表示されます。 [要素をハイライト表示]ダイアログ ボックスを次に示します。

    

    [グループを作成]チェックボックスをオンにして、[選択したエンティティ]ボックス内の項目を新しい要素グループに追加することができます。グループは、複数の項目を後で再度選択する際に便利です。

• [法線の方向を反転]: メッシュ要素の法線方向を反転します。このオプションは、シェル要素を使用している場合にのみ使用できます。[表示オプション]の下で 2 つのオプションのいずれかを選択できます。
  • [法線をベクトルとして]: 法線方向をベクトルで表現します。[ベクトル サイズ]スライダを使用して、ベクトルが画面に表示される大きさを選択できます。[ベクトルの色]の下にあるカラー サンプルをクリックすると、ベクトルを表示する色を選択できます。
  • [法線を正面と背面として]: 法線方向を色を使用して表します。[正面の色]は正の方向、[背面の色]は負の方向を表します。色は上記の説明と同じ方法で変更できます。

    

    

• [法線の表示]:
  • [オフ]: どちらのベクトル、または正面/背面の色も表示されません。
  • [ベクトル]: ベクトルを表示します。
  • [色]: 正面/背面の色を表示します。
• [ライン要素を表示]: ライン要素には 2 つの表示オプションがあります。
  • [向き]: 1D ライン要素では、要素の方向ベクトル(要素の Y 軸)を表示します。これは 1D 断面の向きの決定に役立ちます。
  • [方向]: 1D 要素の要素の X 軸を表示します。これは 1D 断面の方向の決定に役立ちます。

    

    方向ベクトル

    

    要素方向ベクトル

• [断面を表示]: これは 1D および 2D 要素(ビーム/板およびシェル)に対して使用します。断面を表示するには、ジオメトリにメッシュを生成し、特定のメッシュにプロパティを割り当てておく必要があります。これはプレート要素の厚さ、および断面定義を使用して定義された 1D ビーム要素の断面を表示するために使用されます。

  

• [ライン要素の方向を反転]: これはライン要素の X 軸の向きを反転するために使用します。

  

• [端部開放]: ライン要素では端部開放がサポートされています。ビーム要素には 6 つの自由度があり、特定の方向での回転または移動が自由となる、シャフトまたはヒンジ ジョイントの回転などの特殊な状況があります。端部開放は、ビームの 1 つまたは複数の自由度を開放する特殊なコマンドです。

  ヒンジのピンが、ビーム要素としてシミュレーションされるとします。端部開放(垂直軸に沿った回転)は、実際の状況をシミュレーションするのに便利です。

  

  

  各要素の端部開放は、リストから要素を選択することで定義できます。たとえば、モデルの 2 つの要素を選択し、最初の要素を選択して、端点 A および端点 B 両方に対して、[Tx]、[Ry]、[Rz]のチェックボックスをオンにします。モデル内の要素では、選択した自由度の番号(1～6)がハイライト表示されます。

  

  

  次に、2 つ目の要素を選択して、端点 A および端点 B 両方に対して、[Ty]、[Rx]、[Rz]のチェックボックスをオンにします。モデル内の要素では、選択した自由度の番号(1～6)がハイライト表示されます。