要約行

PowerMill には、カスタム HTML タグ <summaryrow>... </summaryrow> が含まれています。これにより、NC プログラム内の各ツールパスの当該タグ間に配置されたセルの繰返しが可能です。

警告: これらのタグは、要約テンプレートタイプのみで使用可能です。

<summaryrow> タグの直後には、<tr> タグが必要になります。これは、PowerMill が各ツールパスに必要な行数を数え、要約ページ毎のツールパス数を計算することに起因します。同様に、</tr> は </summaryrow> タグの前に配置される必要があります。

ここでは、比較的シンプルな例を確認します。この場合、Toolpath、Strategy、Tool というヘディングの下層で、Tap ファイル、ストラテジー、工具タイプ値を持つセルが、NC プログラム内の各ツールパスに対して繰返されます。

<table>
	<thead>
		<tr>
			<th>Toolpath / TAP File</th>
			<th>Strategy</th>
			<th>Tool</th>
		</tr>
	</thead>
	<tbody>
		<summaryrow>
			<tr>
				<td> {toolpath}</td>
				<td>{strategy}</td>
				<td>{tool.type}</td>
			</tr>
		</summaryrow>
	</tbody>
</table>

このテンプレートでセットアップ シートを作成する場合、ブラウザで結果が次のように表示されます。

<summaryrow> タグは、以下のように複雑なレイアウトで使用できます。ここでは、TAP ファイルおよびストラテジー値を持つセルを繰返します。ただし、この場合、工具 列を 2 つに分割し、工具関連データを持つ 5 行を追加し、これを各ツールパスに対して繰返します。

<table>
	<thead>
		<tr>
			<th>Toolpath / TAP File</th>
			<th>Strategy</th>
			<th colspan="2">Tool</th>
		</tr>
	</thead>
	<tbody>
		<summaryrow>
			<tr>
				<td rowspan="6">{toolpath}</td>
				<td rowspan="6">{strategy}</td>
			</tr>
			<tr>
				<th>Type</th><td>{tool.type}</td>
			</tr>
			<tr>
				<th>Diameter</th><td>{tool.diameter}</td>
			</tr>
			<tr>
				<th>Tip radius</th><td>{tool.tip_radius}</td>
			</tr>
			<tr>
				<th>Length</th><td>{tool.length}</td>
			</tr>
			<tr>
				<th>Number</th><td>{tool.number}</td>
			</tr>
		</summaryrow>
	</tbody>
</table>

セットアップ シートを作成する場合、結果は次のようになります。