AutoCAD Plant 3D 2021 ツールセットで行われた変更の概要は次のとおりです。
オルソ断熱材の改善
オルソ図面で配管オブジェクトに断熱材が表示されるようになりました。オルソ図面で、断熱(材)ラインを非表示にするか、断熱材の背後にある配管を非表示にするか、断熱材の背後にある配管を表示するかを選択できます。
既存のオルソ図面で、断熱材ツールを使用して、配管に沿って断熱材のタイプと厚さとともに断熱(材)シンボルを配置できます。
3D モデルでは、断熱配管とともに透明な断熱材を表示できます。断熱材が記載された 3D 配管図面を AutoCAD に書き出すこともできます。
アイソメ図面ごとに単一の PCF
IsoConfig.xml で機能を有効にすると、生成されるアイソメ図面とともに一致する単一の PCF ファイルを作成できるようになりました。
Autodesk Collaboration for AutoCAD Plant 3D
コラボレーション サービスは、最新の BIM 360 テクノロジに基づくようになり、作業速度と安定性が向上しました。BIM 360 Team が BIM 360 の Document Management モジュールに置き換わることを除いて、コラボレーション ワークフローは変わりません。
BIM 360 Design は、
AutoCAD Plant 3D 2021 ツールセットと統合して、拡張されたクラウド コラボレーション体験を提供するクラウドベースのソリューションです。このリリースでは、AutoCAD Plant 3D と BIM 360 プラットフォーム上の Document Management モジュール間でクラウドベースのファイルを直接共有できるようになりました。
Document Management モジュールを活用することにより、コラボレーション ワークフローで権限管理を使用できるようになりました。この機能を使用すると、プロジェクト チームや関連する関係者は、場所や専門分野を問わず、ファイルやデータを安全にコラボレーションし、共有することができます。
また、コラボレーション プロジェクトで新しい監査機能を使用できます。このリリースより前は、ローカルにキャッシュされたプロジェクトのみを監査することができました。このリリースでは、クラウドに保存されているプロジェクト データベース内の問題を監査および解決することができます。
新しい欧州のデータ センターと Collaboration for Plant 3D を利用できるため、欧州または米国に拠点を置くサーバ上でプロジェクト データをホストできます。詳細については、「BIM 360 Design の欧州のデータ センターに関する FAQ」を参照してください。