ダクトサイズの設定方法について

Revit では、ダクトのサイズを変更するための 4 つの方法が提供されています。

摩擦および速度による方法

摩擦または速度のサイズ設定方法だけが選択された場合、サイズ設定では 1 つの方法だけを使用するか、摩擦と速度の方法の論理的な組み合わせを使用します。両方が選択されている場合、ダクトのサイズは、摩擦と速度の値の両方が適合するようにします。いずれかが選択されると、ダクトのサイズは、摩擦または速度の規則のいずれかを無視することができます。ただし、どちらかの規則には従う必要があります。1000 fpm と 0.08" に基づいた次の曲線は、[のみ]と[および]のサイズ設定方法の違いを示しています。

摩擦()および速度()のダクトサイズ設定の方法

摩擦()または速度()のダクトサイズ設定の方法

等摩擦損失法と静圧再取得法

等摩擦損失法では、ダクト サイズ設定の最初の推測値を、指定したダクト長さの単位当たりの一定の圧力損失に基づいて算出します。(この圧力損失の既定値は、0.10 in-wg/100 ft または 25 Pa/30 m です)。Revit で使用される[等摩擦損失法]と[静圧再取得法]の方法は、さまざまなダクト継手の損失に関する情報が含まれる ASHRAE ダクト継手データベース バージョン 5.00.00 を使用します。次の表に、損失計算の決定に使用される ASHRAE カテゴリに対する、継手および付属品のタイプのマッピングを示します。

継手/付属品タイプ ASHRAE カテゴリ
エンド キャップ 障害物
交点 ジャンクション
エルボ エルボ
芯の高さ エルボ
タップ(調整可能) ジャンクション
タップ(垂線) ジャンクション
ティー ジャンクション
レデューサ レデューサ
ユニオン レデューサ
Y 型 ジャンクション
ラテラル T 型 ジャンクション
ラテラルクロス ジャンクション
パント 障害物
ダンパー ダンパー
BreaksInto 動作での付属品 障害物
AttachesTo 動作での付属品 障害物