モデル内で点をクリックして、接続されている MEP 製造用パーツの経路を作成します。
このビデオは、次のことを示します。
Revit で[複数点経由のルートを作成]ツールを使用して、作図領域内をクリックすると、MEP 製造用パーツの経路をすばやく描くことができます。現在選択されている部品種別とグループのパーツが自動的に挿入されます。最初に、MEP 製造用パーツ ブラウザが表示されていることと、目的の部品種別とグループが選択されていることを確認します。
この例ではまず、6 インチの温水供給幹線を 8 フィートのオフセットで挿入します。プロパティ パレットで、サイズとして 6 インチを指定し、オフセットを 8 インチに設定します。
作図領域で、経路の 1 つ目のパーツの始点をクリックして指定し、もう一度クリックして終点を指定します。作図領域で点をクリックし続け、さらにパーツを経路に追加します。オフセットやサイズは必要に応じて変更できます。
たとえば、次のパーツのオフセットを変更するには、プロパティ パレットで新しいオフセットを指定します。ここでは、2 つの 45 度の曲げがオフセットに収まるように自動的に挿入されています。オフセットを深くして、代わりに 90 度の曲げを自動的に挿入することもできます。
この例では、6 インチの配管を 5 インチの配管に変更します。挿入するパーツのサイズを変更するには、プロパティ パレットで新しいサイズを指定してから、次の点をクリックします。より小さい配管を適切なレデューサと一緒に挿入して、トランジションに対応します。
幹線経路からの分岐を挿入するには、[Esc]を 2 回押して[複数点経由のルートを作成]コマンドを終了します。目的の部品種別とグループが選択されていることを確認します。もう一度[複数点経由のルートを作成]ボタンをクリックしてコマンドを起動します。ここで、幹線の中心線をクリックして分岐を挿入します。現在のオフセットやその他の値は幹線から継承されることが分かります。ここでは、1 インチの配管を挿入して、オフセットを 8 フィート 6 インチに変更します。
ダクトを挿入する場合も手順は同じです。まず、パーツ ブラウザで目的の部品種別とグループを選択し、次に[複数点経由のルートを作成]コマンドを起動します。
作図領域で、1 つ目のパーツを挿入するための始点を指定します。プロパティ パレットで、必要に応じてサイズとオフセットを指定します。[複数点経由のルートを作成]コマンドがアクティブの間、必要に応じてタイプ セレクタを使用して形状を変更します。
ここでは[四角]から[丸]に変更し、サイズとオフセットも設定します。[複数点経由のルートを作成]コマンドがアクティブの間、自動充填ツールの除外機能を使用して、指定したパーツを強制的に挿入します。たとえば、30 度の曲げを使用するには、パーツ ブラウザで他のすべての曲げを除外します。作図領域で点をクリックし続け、経路を完成させます。終了したら、[Esc]を 2 回押してコマンドを終了します。
[複数点経由のルートを作成]ツールにより、Revit で MEP 製造用モデルの設計に要する時間が大幅に短縮されます。