ビデオ: 配管をモデリングする

P&ID タグを設定し、要素をマッピングして、モデルに配管セグメントを追加します。

このビデオは、次のことを示します。

  1. モデルの要素に P&ID タグを割り当てる。
  2. タグの不一致がある場合の警告の通知を確認する。
  3. 配管セグメントを追加してモデル要素を接続し、P&ID 要素を配置およびマッピングする。
  4. P&ID 要素をモデルに配置する際の要素のマッピング ステータス インジケータを確認する。
  5. オブジェクト マッピングが設備タイプに対して正しいことを確認する。
注: このビデオは、Revit 2018 を使用して作成されました。これよりも新しいソフトウェア リリースを使用するときは、機能やユーザ インタフェースが異なる場合があります。

トランスクリプト

まず、ポンプを選択します。プロパティ パレットを見ると、ポンプには現在 P&ID タグが設定されていません。そのため P&ID タグのプロパティがマッピングされている共有パラメータを使用します。P&ID タグのプロパティを P-1005 にマッピングします。配管番号要素を右クリックし、[既存にマッピング]をクリックします。

タグには配管番号が自動的に生成されます。P&ID が変更された場合、次にプラント モデルをクラウドにアップロードしたときに、Revit にその知らせが表示されます。たとえば、P&ID のタグの値が P-1005 から変更され、モデルがクラウドにアップロードされると、Revit がその変更を知らせてくれます。

これを確認するために、プロパティ パレットで P&ID タグ値を P-0001 に変更してみましょう。まだハイライト表示されていますが、ステータスが緑色から黄色に変わります。これは、Revit モデルと元の P&ID の間に不一致があることを示しています。開いている接続がある場合、あるいは P&ID 図面と Revit モデルのパーツ間に不一致がある場合、Revit が検出して警告を表示します。

ここでは、不一致を解消するために値を戻しておきます。次に、配管のモデリングを開始します。まず、平面図ビューを開きます。配管のどのパーツからでも始めることができます。この配管セグメントから始めましょう。サイズ、システム タイプ、および配管タイプが自動的に設定されます。定義する必要があるのはオフセット、つまり高さだけです。15 フィートに設定してみます。

配管セグメントを熱交換器からポンプに追加します。P&ID の 3D モデルを作成する際、Revit は完了した配管と処理中の配管を追跡します。次に、3D ビューに切り替えてバルブを配置します。ここで、このリストの順序が重要になります。P&ID ではポンプ、チェック バルブ、ゲート バルブ、熱交換器の順に表示されています。

チェック バルブを配置するところから始めます。次に、ゲート バルブを配置します。不一致があることを示す警告が表示されます。これは順序が間違っているためです。ステータスは緑色から灰色に変わっています。ゲート バルブの配置を取り消します。今度は、本来置かれるべきであったチェック バルブの反対側にゲート バルブを配置します。これで Revit モデルと P&ID の間ですべてが一致したため、ステータスが緑色に変わりました。残っている作業は、熱交換器のマッピングだけです。

この配管ステータスの変化を示すために、最後の手順を元に戻してみます。配管が不完全なため、青色の丸になることに注目してください。やり直しをクリックすると緑色に変わります。後は、端点をマッピングするだけです。E-1007 を熱交換器にマッピングして、この配管を完成させます。次の配管に進む準備が整いました。

配管番号の右側にある 3 つのドットのアイコンをクリックすると、すべての配管番号の一覧が表示されます。配管 1061 をダブルクリックして開きます。同じプロセスでこの配管のモデリングを続行できます。ここでは、断面図で作業します。塔槽から始めて、配管を追加します。モデリングを開始すると、[コネクタを選択]ダイアログで、使用するコネクタを選択するように求められます。この場合、その位置に 2 つのコネクタが利用可能です。ここで、配管を描画して排出口に合わせ、塔槽をクリックして接続します。次に、ゲート バルブを配置します。バルブが完全に接続されていない場合、インジケータが表示されます。

3D ビューに戻って、ゲート バルブを再び配置してみましょう。今度は完全に接続されました。塔槽については、P&ID のものをモデル内の既存のものにマッピングします。黄色のスラッシュ バーは、マッピングが現在モデルで定義されているものとは異なって設定されていることを示しています。これは、現在のファミリ名が定義されているファミリと一致しないことを意味します。これを修正するには、P&ID の設定ダイアログを開き、設備のオブジェクト マッピングを確認します。[オブジェクト マッピング]をクリックし、[設備]タブをクリックします。

モデルにあるものと一致する別の塔槽を追加します。行を追加するにはプラス記号をクリックします。P&ID のクラス名で塔槽を選択します。Revit ファミリでは、正しい Revit ファミリを選択します。または、塔槽の既存の値を変更するだけでも構いません。

このようにすると、複数の異なるファミリを同じ P&ID クラスにマッピングする方法を確認できます。ステータス バーが緑色に戻ります。修正を続行することもできますし、配管要素を削除することもできます。配管セグメントの隣の水滴マークは、配管に未接続の部分があることを示しています。配管の経路を変更することもできます。

配管が完了すると、ステータスは緑色に戻ります。Revit の P&ID モデラーを引き続き使用して、この P&ID から他の配管をモデリングすることができます。P&ID モデラーにより、Revit での P&ID のモデリング プロセスが効率化され、P&ID と Revit モデルとの整合性が保たれます。