外部ボリューム作成

デバイスの多くが、流体(空気、水など)の中に存在します。このような部品の設計における重要なファクターは、デバイスの周囲を流体がどのようにながれるかです。この例には、以下が含まれます。

どの場合も装置を取り囲む空気ボリュームが製造用CADモデルの一部として含まれることは、めったにありません。流れを解析するためには、モデルを囲むボリュームを追加する必要があります。

外部流体ボリューム生成ツールでは CAD ジオメトリに部品を加えることなく、周囲の空気(または流体)を Autodesk® CFD 内のシミュレーションモデル上に直接構築できます。

モデル 外部ボリューム

外部ボリューム作成機能にアクセスするには、[設定]タブ > [セットアップ タスク]パネル > [ジオメトリ ツール]の順にクリックし、[外部流体ボリューム]タブをクリックします。

または、デザインスタディバーのジオメトリブランチを右クリックし、編集...を選択します。

外部流体ボリューム作成の使用

外部ボリュームツールは、元のジオメトリを完全に取り囲む長方形ボリュームを作成します。

ボリュームのサーフェスおよびエッジは、モデルのどの部分とも接触あるいは交差できません。最小サイズは、3つの直交座標方向すべてにおいてジオメトリよりも5%大きいサイズです。

初めて外部流体ボリューム生成タブを開くと、モデルの周囲に外部流体ボリュームのアウトラインが赤で表示されます。

赤色のアウトライン

外部ボリュームのサイズを変更するには

サイズ変更

外部ボリュームを移動または回転するには

外部ボリュームを回転

作業を終えたら、作成ボタンをクリックします。

外部流体ボリュームは解析の一部となり、境界条件、材料などを適用できます。

result

注: 1 つのセッション内で作成できる外部流体ボリュームは、1 つのみです。
注: 外部流体ボリュームのサーフェスおよびエッジは元のジオメトリに接触することはできません。

外部ボリューム作成の例