Web エンジンを作成して、VRED シーンにインタラクティブな Web サイト、PDF、または HTML コンテンツを追加します。コンテンツは、リアルタイムでマテリアル テクスチャ チャネルにストリーム入力され、表示のためのマテリアルのプロパティを使用します。
メニュー バーで、[シーン] > [メディア エディタ]を選択してメディア エディタを開きます。
Web エンジンを作成するには、下部のアイコン バーにある[+]アイコンを選択してから、[Web エンジン]を選択します。
Web エンジンをダブルクリックして、名前を付けます。
幅と高さを設定する:
コンテンツの URL を追加する:
マテリアル エディタから、Web エンジンに割り当てられたマテリアルを[マテリアル]フィールドにドラッグします。
次のテクスチャ タイプを設定します。
拡散:
環境がこのテクスチャに反映されます。
白熱光:
レイトレーシングでは、[光源として使用]がアクティブになると、マテリアルはシーンに光を放出します。
拡散光 + 白熱光:
このテクスチャは、白熱光とアルファ チャネル([拡散光]でのみ使用可能)のプロパティが必要な場合に使用します。
この HTML サンプル コードは Web ページの背景を透明(アルファ)に設定します。
<style>
body{
background-color: rgba(0, 0, 0, 0);
}
</style>
Web エンジンにアクセスして Python で公開するための分離されたサービスが 2021.3 で追加されたため、VRED で Web エンジンを自動的に再ロードできるようになりました。これは、外部アプリケーションが VRED に UI をストリーミングしている場合、UI が変更されている場合、および UI を再ロードする必要がある場合に必要になります。
vrWebEngineService と vrdWebEngine を使用します。シーンプレートの Web エンジンがシーンプレートの名前を共有するようになったため、新しいサービスで検索できるようになりました。
VRED と HTML5 の間ではコミュニケーションとインタラクションが双方向で行われます。ここでは VRED から HTML5 へのコミュニケーションの例を示します。
Python 関数((sendToWebEngine))が関連付けられているバリアント セット((Home\_Button))を実行すると、特定の Web エンジン((Webengine\_A))がトリガされ、Web ページに HTML イベント((VRED\_HOME\_Btn))が送信されます。Web ページには、メッセージを受信するためのイベント リスナーが必要です。
次に、メッセージを受信するための HTML コードの例を示します。
<script>
document.addEventListener("VRED\_HOME\_Btn", Icon_HomeClick);
</script>

Web サーバを使用して Web ページから VRED に Python コマンドを送信するには、Img 要素と URL を使用できます。たとえば、src = "http://localhost:8888?.....。基本設定で Web サーバを有効にする必要があります。
スイッチ マテリアルを選択肢 0 に設定する HTML コード:
<script>
function r(){
var i = document.createElement("img");
i.src = "http://localhost:8888/python?value=setSwitchMaterialChoice('SwitchColor', 0)";
};
</script>
Icon_Anim という VariantSet をトリガする HTML コード:
<script>
Icon_Click = function(event) {
var i = document.createElement("img");
i.src = "http://localhost:8888/variants?value=selectVariantSet('Icon_Anim')";
};
</script>
フロントプレートを使用して PDF を操作し、Web エンジンで表示することができます。
この機能には Qt 5.15 以降が必要であるため、VRED 2021.3 でのみ使用できます。