メニュー バーで、[編集] > [基本設定]をクリックし、ダイアログ ボックスの左側で[レンダリング設定]を選択します。
静止画のアンチエイリアシング中に取得するサンプル数を設定します。値が高いほど明瞭な結果が得られ、値が低いほどレンダリングの時間が短くなります。一般に、開始点として値を 256 に設定することをお勧めしますが、フル グローバル イルミネーションのある屋内シーンでは低すぎることがあります。設定されたフレーム数のみレンダリングする場合にこのオプションを使用します。たとえば、256 個のフレームをレンダリングする場合は、[イメージ サンプルを使用]を 256 に設定します。
静止画アンチエイリアス処理されたフレームをすべてレンダリングする最大時間を設定するには、イメージ サンプル数ではなく、時間を使用します。時間を増やせばイメージの品質が高くなりますが、CPU の負担が大きくなります。時間を減らせばイメージの品質は低下しますが、CPU の負担は小さくなります。時間を指定してすべてのフレームをレンダリングする場合にこのオプションを使用します。
ビューポートで無限のレンダリングの使用のオンとオフを切り替えます。
レイトレーサは、既にスムージングされた領域をスキップして、まだノイズのある領域に処理能力を集中させることができます。
[プレビュー]、[低品質]、[中品質]: 比較的低品質に使用しますが、レンダリング時間が短くなります。
[高品質]、[超高品質]、[最高品質]: 比較的高品質に使用しますが、レンダリング時間が長くなります。[最高品質]に設定すると、アダプティブ アンチエイリアシングは無効になり、指定されたイメージ サンプル数で各ピクセルがサンプリングされます。この設定では、既にスムージングされた領域に処理能力が使用される可能性があります。
明るいピクセルのクランプをアクティブ化して、アンチエイリアシング後の白いスポットを排除します。この値によって、白いピクセルの最大値が設定されます。クランプをアクティブにして、値を減らすと、生成されるイメージ カラーの最大範囲が狭まります。
ピクセル フィルタは、1 ピクセルにつき取得されたイメージ サンプルに重みを割り当てることで、レンダリングのアンチエイリアシング品質をコントロールします。イメージ フィルタ サイズが大きいと、ぼやけたイメージが作成されることがあります。
リストから希望するフィルタリング方法を使用します。「ピクセル フィルタ」内の「レンダリング設定」を参照してください。
フィルタリングで使用する幅と高さで、隣接するピクセルの数を定義します。
希望する表示の輝度値を設定します。フォトメトリック パラメータを使用する場合、リアルなフォトメトリック値でレンダリング結果をディスプレイ装置上に再現するには、実際のモニター輝度が必要です。
現在のシーンではなく、新しく生成されたシーンのフォトメトリック パラメータを有効にします。フォトメトリック パラメータが適用されたレンダリングの詳細については、「レンダリング設定」を参照してください。
イメージのレンダリング時に、すべてのライト カラーの最適化を有効にします。より信頼できるマテリアル カラーのシミュレーションのほか、波長ベースのスペクトル レンダリングによって、リアリスティックな分散効果を描くことができます。「レンダリング設定」を参照してください。
白と見なされる光スペクトルを設定します。通常、これは昼光に一致するように D65 である必要があります。他のオプション、[等しいエネルギー]は、白と等しいエネルギー スペクトルを使用します。等しいエネルギー スペクトルには、すべての波長に対応する等しい値があります。
多数の光源を含むシーンでは、品質をわずかに減らすことによって、ライトの計算を最適化します。これにより、レンダリングのパフォーマンスが向上します。「レンダリング設定」を参照してください。
ポリゴンを使用する場合に、NURBS のレイトレーシングを有効にします。
シーンに適した BRDF の値を使用します。互換性の理由から、バージョン 6.0 以前の VRED から VRED の新しいバージョンまでを選択できます。「レンダリング設定」を参照してください。
テクスチャをレイトレーシングするときに、2 つの GPU のメモリを共有します。使用可能なすべての GPU に対して NVLink がアクティブになっている状態でこのオプションをオンにすると、テクスチャは 1 つの GPU にのみアップロードされ、他の GPU と共有されるようになるので、GPU メモリは節約されます。
[テクスチャを共有]をオンにすると、パフォーマンスに影響します。この機能は、現時点では、島あたり 2 つの GPU に制限されています。
ジオメトリをレイトレーシングするときに、2 つの GPU のメモリを共有します。使用可能なすべての GPU に対して NVLink がアクティブになっている状態でこのオプションをオンにすると、ジオメトリおよびアクセラレーション構造は 1 つの GPU にのみアップロードされ、他の GPU と共有されるようになるため、GPU メモリは節約されます。
[テクスチャを共有]をオンにすると、パフォーマンスに影響します。
レンダリング後の色の深度の向上のオンとオフを切り替えます。オンにすると、レンダリング後の色の深度が向上します。
フォトメトリック パラメータを有効にしている場合に、Sim2 HDR ディスプレイの輝度マップを設定します。1 の値を設定すると、レンダリングの 1 cd/m² の輝度値が、Sim2 HDR ディスプレイ上の 1 cd/m² の値にマッピングされます。
レンダリングの完了を知らせるためにサウンドを再生します。レンダリングがバックグラウンドで実行されていて、他のアプリケーションで作業中の場合に便利です。