3ds Maxには、シーンや関連アセットをアーカイブ(「zip 化」)して保存したり、または他のユーザと共有したりする場合に使用できる、2 つのユーティリティが組み込まれています。MaxZip.exe および MaxUnzip.exe ユーティリティは 3ds Max のインストール ディレクトリ内に配置されていて、[ファイル](File) > [アーカイブ](Archive)コマンドを使用したときに 3ds Max で使用される既定のユーティリティです。これは で変更できます。
maxzip <archive_file_name> @<manifest_file> [-q[uiet]]
指定したファイル リストを指定したファイル名にアーカイブします。アーカイブ ファイルが既に存在する場合は、新しいアーカイブで置き換えられます。
マニフェスト ファイルは、1 行に 1 つのファイル名を含む、完全修飾ファイル名のリストです。マニフェストはコメントをサポートしていません。マニフェスト ファイルで同じファイルが 2 回以上指定されている場合は、アーカイブに 1 回のみ追加されます。異なる場所にある複数のファイルが指定されていて、それらのファイル名が同じである場合は、操作をキャンセルするかどうかを確認する警告ダイアログが表示されます。MaxUnzip を実行すると、すべてのファイルが単一ディレクトリに抽出されるためです。ファイル名の大文字と小文字は区別されません。
抑制モードが指定されている場合、重複ファイル名に関するダイアログボックスは表示されません。アーカイブ操作が続行されて、重複するファイル名がコンソールに表示されます。
たとえば、次のように使用されます。
.\MaxZip.exe ".\archives\myzip.zip" @".\archives\archive_manifest.txt" 4 files specified; 4 unique files; 4 files successfully archived; processing time 0.1012889 seconds
maxunzip コマンドは、指定したアーカイブに含まれているファイルを現在の作業ディレクトリに解凍します。 ファイル パスに関するすべての情報が破棄されます。MaxZip で作成されたアーカイブ ファイルでは、相対パス情報が保持されます。この情報がそのまま必要になる場合は、7-Zip などの別のアーカイブ ユーティリティを使用してアーカイブを解凍する必要があります。
maxunzip <archive file name>