[衝突オブジェクト](Collision Objects)

流体パーティクルをリダイレクトして、水しぶきの効果を出すには、衝突オブジェクトを使用します。

[コライダ変換パラメータ](Collider Conversion Parameters)

[変換](Conversion)領域

[モード](Mode)
コライダのボクセル化方法をコントロールします。ボクセル化方法には[ソリッド](Solid)、[シェル](Shell)、[ソリッド(堅牢)](Solid (Robust))があります。
  • ソリッド(Solid)は、メッシュ内部を含むソリッド ボリュームを作成します。 メッシュは多用体となり隙間がなくなります。
  • シェル(Shell)は、メッシュ サーフェス周辺の薄いシェルを作成します。このモードでは、[厚さ](Thickness)は通常 1.0 以上となります。
  • [ソリッド(堅牢)](Solid (Robust))は[ソリッド](Solid)の代わりの方法で、通常、ディテールの細かいボリューム、くぼみにつながる開口部、または密でないサーフェスの場合に優れた結果をもたらします。ただし、この設定は完全に閉じた領域内の流体を処理することはできません。
[内側を粗くする](Coarsen Interior)
特に自己交差メッシュで、変換モードが[ソリッド(堅牢)](Solid (Robust))の場合にボリューム内のボクセルをさらに粗くすることでメモリを節約します。
[サーフェス オフセット](Surface Offset)
変換モードが[ソリッド(堅牢)](Solid (Robust))の場合にソリッド ボクセルを閉じる(拡張してから浸食させる)ために使用される、ボクセル幅単位の距離を設定します。 内部最小値は 1.0 で、それよりも大きい値のみ効果があります。
注: 値を大きくするとアーティファクトが作成される可能性があります。
[厚さの単位](Thickness Units)
厚みをボクセル単位にするか、ワールド空間単位にするかを設定します。 [ボクセル](Voxels)に設定した場合、厚みの効果はシミュレーションのベース ボクセル サイズ(Base Voxel Size)によって異なります。
[厚さ](Thickness)
メッシュを厚くする量を設定します。 既に非常に厚みのある固体シェイプの場合、0.0 を使用して正確な境界にしたり、負の値を使用してサーフェスの法線に沿って縮小することができます。薄いボリュームおよびシェルの場合、より大きな値を使用して穴を防ぐ必要があります。
[ボクセル スケール](Voxel Scale)
このプロパティを共有するメッシュの初期ボクセル化に使用されるベース ボクセル サイズ(Base Voxel Size)のスケール係数を設定します。
[速度スケール](Velocity Scale)
エミッタのアニメートされたトランスフォームとデフォメーションから継承された速度の比率を、ワールド X 軸、Y 軸、Z 軸のそれぞれにおける放出時の流体によってコントロールします。
  • 既定値の 1.0 では、メッシュと衝突する流体はメッシュのアニメーションに通常どおり反応します。
  • 0.0 の場合、流体はメッシュの実際のアニメーションに関係なく、メッシュが静止しているように反応します。
  • 0.0 ~ 1.0 の場合、流体はメッシュがゆっくり移動しているように反応します。たとえば、これを使用すると、高速に移動しているコライダが水のボリュームに当たって作成された水しぶきを抑えることができます。
  • 1.0 より大きい場合、流体はメッシュが速く移動しているように反応します。これを使用すると、コライダが水のボリュームに当たって生じた水しぶきを強調することができます。
  • 0.0 より小さい場合、流体はメッシュが実際のアニメーションと反対の方向に移動しているように反応します。
[付加速度の有効化](Enable Additional Velocity)
他のソース(エミッタのアニメーションから継承された速度など)から既存の速度に速度を追加します。
[乗数](Multiplier)
すべての軸で均等に付加速度をスケールするための乗数を設定します。
[付加速度](Additional Velocity)
ワールド座標で追加する基本速度を設定します。
[ヘルパーを作成](Create Helper)
シーンに矢印ヘルパー オブジェクトを作成します。矢印の向きは付加速度の方向を調整します。
[なし](None)
シーンに既に追加されている矢印ヘルパーを選択します。ボタンが、現在選択されているヘルパーの名前を使用して更新されます。
[近くの流体をリファイン](Refine Nearby Fluids)
[ソルバのプロパティ](Solver Properties)で[空間適応性](Spatial Adaptivity)が有効になっているときに、コライダに近い領域での流体の解像度が粗くなるのを防ぎます。必要な詳細さが比較的少ないコライダの場合は、このオプションを無効にします。

コライダの境界コントロール

[境界コントロール](Boundary Controls)領域

[境界の有効化](Enable Boundary)
コライダの効果のある領域を制限する境界コントロールを有効にします。
[ヘルパーを作成](Create Helper)
シーン内にボリューム ヘルパー オブジェクトを作成します。境界の有効なタイプは、ボックスおよび球です。
[なし](None)
シーンに既に追加されているボリューム ヘルパーを選択します。ボタンが、現在選択されているヘルパーの名前を使用して更新されます。
[反転](Invert)
境界の領域を反転します。