理論上は、エディット ポイントはカーブ上にあるため、その移動はカーブを編集するための優れた手法と言えます。しかし実際には、エディット ポイントを移動してもうまくカーブを編集することはできません。なぜなら、エディット ポイントの配置によりカーブのシェイプが作成されているのではなく、カーブのシェイプによってエディット ポイントの位置が決定されるからです。Alias では、エディット ポイントからカーブを「リバース エンジニアリング」することにより、エディット ポイントを移動できます。エディット ポイントを移動すると、Move ツールによって新しいエディット ポイントを通るカーブの検索が試みられます。この処理は時間がかかるだけでなく解が無数にあります。そのため、このツールには、エディット ポイントの移動がカーブに与える影響を考慮したコンストレイン(制限)が必要になります。このコンストレインのために、通常はエディット ポイントを移動しても大きな変更をすることができません。エディット ポイントの移動は、小さなスケールのシェイプの変更に最適です。カーブのシェイプを大きく変更する唯一の方法は、CV を移動することです。
しかし、エディット ポイントを使う作業も若干あります。
カーブをより細かく制御する場合は、エディット ポイントを 1 つ追加してカーブのスパン数を増やし、作業する CV の数を多くします。
エディット ポイントを削除して、カーブのスパン数を減らすこともできます(多くの場合、カーブのシェイプも変更されます)。
エディット ポイントを動かしてカーブのシェイプを変更することもできますが、この方法は、微調整を行う場合以外には使用しないでください。
Alias は実際にエディット ポイント自体を移動するわけではなく、指定した場所にエディット ポイントが来るように CV を移動して、カーブのシェイプを変更します。