マルチノットとは、空間内の同一位置に複数のエディット ポイントがある状態です。
多重度のある CV とは、空間内の同一位置に複数の CV がある状態です。
マルチノットは普通、角度の鋭い曲がりを必要とするカーブまたはサーフェスを編集した際に生じます。CV 多重度は、(Magnet ツールを使用して)隣り合う CV を手作業で同じ位置に配置することによって、作成されます。
マルチノットや多重度のある CV は、一般的には望ましくありません。マルチノットや多重度のある CV に対応していないツール(Rail Surface など)もあり、CAD ソフトも通常はマルチノットのあるモデルには対応していません。
マルチノットや多重度のある CV は、たとえ数学的に異なっていても得られる効果は同じです。
マルチノットがあると、エディット ポイントを 1 つ増やすごとに自動連続性が 1 レベル低くなります。
たとえば、3 次カーブでは通常、エディット ポイントに G2 (曲率連続性)があります。
2 つのエディット ポイントのあるマルチノットを作成すれば、その自動曲率連続性が失われ、マルチノットには G1 (接線連続性)だけが維持されます。
3 つのエディット ポイントのあるマルチノットを作成すれば、自動曲率と自動接線連続性の両方が失われます。したがって、マルチノットには G0 (位置連続性)だけが残ります。
失われるのは、本来備わっている連続性だけです。ベジェ曲線と同様に、CV をうまく配置することで連続性を復元することができます。
Alias はフル多重度のノット、すなわちカーブの次数に等しい多重度のノットのみを作成します。