Dynamo は、データ処理やジオメトリ生成を行うためのカスタム アルゴリズムを作成する際に使用できる、ビジュアルなプログラミング プラットフォームです。Dynamo との統合は Alias Concept、Alias Surface、および Alias AutoStudio でのみ使用可能です。
Dynamo の環境を使用して、Alias ジオメトリを作成および変更するためのスクリプトを作成できます。作成したスクリプトは、Dynamo プレーヤーを使用して Alias で直接実行できます。Dynamo プレーヤーを使用すると、スクリプトの作成方法や編集方法を知らなくても Dynamo の機能を活用できます(「Dynamo プレーヤーについて」を参照)。
Dynamo の 3D プレビューが正しく動作しない場合(シーンに 2D グリッドがあり、Background 3D プレビュー オプションが使用できない場合)は、次の方法を試してみてください。
次のセクションでは、Alias-Dynamo に関する情報を提供します。
Alias で Dynamo を使用する方法を学習する際に役立つサンプル ファイルがいくつか用意されています。
サンプル ファイルをダウンロードして、Alias-Dynamo サンプル ファイル フォルダを抽出します。
各フォルダに、次のサンプルで使用する Wire ファイルとスクリプトが含まれています。
Alias で、プロジェクト Wire フォルダ内にある履歴が格納されている Wire ファイルを開きます(ファイル名に _With_History が含まれています)。
Object Edit > Query Edit を選択します。
コンポーネントを生成したサーフェスをクリックします。
Wire ファイルに接続されたスクリプトが開きます。
サンプル ファイルには、さまざまな値を調べる際に使用できるスライダが含まれています。たとえば、Wheel_With_History.wire ファイルに関連付けられている 02_Wheel_Texure.dyn ファイルには、次のスライダが含まれています。

スライダをドラッグして値を変更し、Wire ファイルを更新します。
Wire ファイルの更新には時間がかかることがあります。
Alias で、使用するジオメトリを作成します。
Dynamoを起動する前に Alias ジオメトリを選択することもできます。ワークフローの後半で使用するジオメトリを選択することができます。これは、選択セットで整理されているジオメトリまたはコンポーネントを使用する場合に該当します。下の手順 7 を参照してください。
Transform ツール パレットで、Dynamo
を選択します。
Dynamo オプション ボックスが開き、Dynamo が起動します。
Dynamo の開始パネルの Files で New を選択して新しいスクリプトを作成するか、または Open を選択して既存のスクリプトを開きます。
Library に Alias のカテゴリが表示されます。このカテゴリに、Alias-Dynamo ワークフローで必要となるノードが含まれています。

Alias カテゴリを展開し、Library で Select from Alias をクリックして、Select from Alias ノードを作成します。

ノードの入力として使用するジオメトリのタイプを選択します。

ノードで Unspecified をクリックし、ドロップダウン リストから入力ジオメトリ タイプを選択します。ジオメトリ タイプを事前に定義しない場合は、Unspecified を選択します。
ジオメトリ入力を事前に定義しておくと、Dynamo プレーヤーによって、各入力の選択フィルタが自動的にアクティブになります。これにより、Dynamo プレーヤー ユーザがスクリプトを設定および実行するプロセスを簡素化できます。

Dynamo から Alias にフォーカスが戻ります。
Alias で、操作するジオメトリを選択します。 使用するジオメトリが選択セットの一部である場合は、Use Selection Sets をオンにします。

Dynamo オプション ボックスで Send をクリックし、選択項目を Dynamo に送ります。

Dynamo の Select from Alias ノードに、要素が選択されたことが示されます。

ライブラリからノードを作成して、アルゴリズムを作成します。
ノードをまとめてワイヤリングします。
ライブラリで Send to Alias をクリックし、Send to Alias ノードを作成します。
入力を Send to Alias ノードにワイヤリングします。
Dynamo ファイルを保存し、Alias に切り替えて、結果を確認します。
Dynamo には、作業の開始時に参照するためのさまざまなリソースが用意されています。
プログラマとして Dynamo の開発に参加する場合は、GitHub の Dynamo ページを参照してください。
パラメトリック パターンのチュートリアル(パート 1 ~ パート 5) (チュートリアル ファイルを入手可能、次のセクションを参照)