Preferences > Construction Options
NURBS カーブ、サーフェスのモデリングを制御する計測単位や許容値などのオプションを設定します。
注
CAD ソフトウェアのプリセットを使用している場合は、許容値を変更することはできません。許容値は CAD ソフトウェアの工場出荷設定値にロックされています。
元の CAD パッケージのプリセットは編集または削除できません。
プリセットのセットを変更する場合は、Copy ボタンを使って編集するセットのコピーを作成し、そのコピーを編集してください。
このパネルで行った変更は、常に自動的に保存されます。Save ボタンをクリック、または Preferences > User Preferences > Save Preference Set
を選択する必要はありません。
Construction Presets
Copy
強調表示された設定プロファイルを、新しいプロファイルにコピーします。
SDRC などのプリセットの設定を変更する場合、プリセット プロファイルのコピーを作成してそのコピーを編集します。
Delete
強調表示された設定プロファイルを削除します。
プリセットの設定プロファイルは削除できません。
List of settings profiles
プロファイルをクリックして、そのプロファイルの設定を使用します。
Inventor などのプリセット プロファイルには、いろいろな CAD システムとの互換性を最大限に保つために必要な設定が含まれます。
単位の設定
Linear Unit オプション
Scale Factor のチェックボックスとスライダ
Scale Factor チェックボックスをチェックすると、変更する単位(Main Units、Sub Units、Pos Units)を設定するための Scale Factor スライダが表示されます。
Scale Factor スライダを使用して、単位を整数から分数または倍数に変更します。たとえば、
- Sub Units を Inches に設定します。
- Sub Units ボックスの下にある Scale Factor スライダを 0.125 に設定します。
- これで、Sub Units は 1 インチではなく、8 分の 1 インチになります。
Main Units
すべての線形計測で使用される単位です(ロケータ、プロンプト ライン、ウィンドウ)。
Sub Units
線形計測の単位の中間レベルです。Sub Units は、プロンプト ラインで m:s または m:s:p の形式で数値を入力する際の、2 番目の数字の単位です。この単位は、キーボード入力でのみ使用できます。
Pos. (positional) Units
線形計測の単位の最小レベルです。Pos. Units は、プロンプト ラインで m:s:p の形式で数値を入力する際の、最後の数字の単位です。この単位は、キーボード入力でのみ使用できます。
Angular Unit オプション
Scale Factor のチェックボックスとスライダ
Scale Factor チェックボックスをチェックすると、変更する単位(Main Units、Sub Units、Pos Units)を設定するための Scale Factor スライダが表示されます。
Scale Factor スライダを使用して、単位を整数から分数または倍数に変更します。たとえば、
- Sub Units を min に設定します。
- Sub Units ボックスの下にある Scale Factor スライダを 0.5 に設定します。
- これにより、Sub Units が 1 分ではなく 0.5 分になります。
Main Units
すべての角度の計測に使用される単位です(ロケータ、プロンプト ライン、ウィンドウ)。
deg(度)、min(分)、sec(秒)または rad(ラジアン)を選択します。既定は度です。
Sub Units
角度単位の中間レベルです。Sub Units は、プロンプト ラインで m:s または m:s:p の形式で数値を入力する際の、2 番目の数字の単位です。この単位は、キーボード入力でのみ使用できます。
deg(度)、min(分)、sec(秒)または rad(ラジアン)を選択します。既定は分です。
Pos. (positional) Units
角度単位の最小レベルです。Pos. Units は、プロンプト ラインで m:s:p の形式で数値を入力する際の、最後の数字の単位です。この単位は、キーボード入力でのみ使用できます。
deg(度)、min(分)、sec(秒)または rad(ラジアン)を選択します。既定は秒です。
許容誤差
Fitting
Curve Fit Distance
2 つのポイントが一致している(同一空間を占める)とみなされる最大許容距離と単位です。
- Rail Surface、Square などのサーフェス作成ツールの場合、この値はサーフェス エッジをコンストラクション カーブに一致させる精度を制御します。
- フィレット サーフェスの場合は、フィレット サーフェスの位置の精度を制御します。
- Stitch ツール(サーフェスをシェルにステッチするときに使用)の場合、この値はギャップをチェックする側面を決定します。実際は、Maximum Gap Distance の許容値(以下を参照)に対するギャップがチェックされます。ギャップが許容値以内であれば、側面は結合されます。
Curve Fit Checkpoints
Continuity Angle、Curve Fit Distance などのカーブのフィットに関するコンストレインのサンプリング レートです。
Max Surf Spans
サーフェスを作成する際の、最大のスパン数です。
- リビルド(再構築)するカーブまたはサーフェスに、Max Surf Spans よりも多くのスパンが必要な場合、リビルドの操作が取り消されます。
- 連続性を維持するために Max Surf Spans より多くのスパンが必要な場合、連続性は達成されません。
Continuity
Maximum Gap Distance
2 つのポイントが一致している(接している)とみなされる最大許容距離です。
- Stitch ツールの場合、この値はサーフェスをシェルにステッチする際に、2 つのエッジを結合するかどうかを制御します。
- Surface continuity ツールの場合、この値は共通のエッジのギャップが許容差内かどうかをチェックします。
Continuity Angle
2 つのサーフェスの法線が同じ方向を向いているとみなされる最大許容角度です。
Continuity Angle の値が小さいほどサーフェスの連続性は高くなりますが、通常はサーフェスにスパンを追加するツールが必要になります。
Continuity Curvature
曲率の最大許容偏差。
Continuity Curvature の値が小さいほど曲率の連続性は高くなりますが、サーフェスにスパンを追加するツールが必要になります。
Topology
Topology distance
ツールにモデルのトポロジを認識させる必要がある場合に、どのサーフェスがどのサーフェスと隣り合っているかを計算するために使用します。これは、Object Edit > Dynamic Shape Modeling > Transformer Rig
、Evaluate > Continuity > Surface Continuity
、および Evaluate > Check Model
によって使用されます。
ここには、Maximum Gap Distance よりも大きな値を設定する必要があります。
Curve on Surface/Trim
Trim Curve Fit
元のカーブオンサーフェスとトリム エッジ間の最大許容偏差です。
Max Gap Between Curves
異なるカーブオンサーフェスが連続しているとみなされる、終端間の最大許容距離です。これはトリム領域の定義に使用されます。
例 A では、2 つのカーブオンサーフェス間のギャップが Max Gap Between Curves よりも大きいため、カーブによって領域は定義されません。
例 B では、カーブオンサーフェス間のギャップが Max Gap Between Curves よりも小さいため、カーブによってトリミングの領域が定義されます。
Rational Flags
有理ジオメトリとは何か、なぜ有理ジオメトリが必要であるかを理解するまでは、このオプションをオンにしないでください。通常、有理ジオメトリを使用するとモデリングの速度が遅く、処理が困難になります。
Primitives
有理ジオメトリを使用して、新しいプリミティブを作成します。
Curves
有理ジオメトリを使用して、新しいキーポイント カーブおよび円プリミティブを作成します。
Fonts
Default Modeling Font Size
ポップアップ メニューから値を選択して、モデリング ウィンドウで注釈などのテキスト用に使用するフォントのサイズを調整します。
Text Display Mode
Scale または Fixed Size のいずれかを選択します。Fixed Size を選択すると、一定のサイズで表示されます。Scale を選択すると、ドリーとズームに基づいてサイズが変わります。
関連タスク
- 特定の CAD パッケージで必要な許容値を使用する
- Construction Options をセットアップする
- オブジェクトにモデリング上の問題がないかをチェックする
- スケッチング用に ProdName をセットアップする