イメージ プレーンを移動またはスケーリングする

イメージ プレーンを、水平、垂直、3D オブジェクトの前後に移動する、またはスケーリングする方法を説明します。

イメージ プレーンを移動して、ビューとの相対位置を変更できます。イメージ プレーンをスケーリングして、ビューとの相対サイズを変更できます。この方法でイメージ プレーンを移動またはスケーリングすると、イメージ プレーンは実際に変更されますが(つまり、1 インチあたりのピクセル数 ppi が変更されます)、イメージ プレーンの絶対サイズ(ピクセル単位)は変更されません。これによって「実世界スケールの」イメージ プレーンを作成することができます。たとえば、ピクセル単位で定義された解像度で、自動的にサイズ調整されたイメージ プレーンを作成できます。

イメージ プレーンのビューだけを変更したい場合は、移動やスケーリングは行わないでください。代わりに キーと キーを押したまま、ビューをマウスの (トラック)またはマウスの (ドリー)でドラッグします。

イメージ プレーンを移動して、グリッドと 3D オブジェクトの後ろ(バックグラウンド)または前(フォアグラウンド)に表示することができます。

イメージ プレーンを(Move または Scale ツールを使用して)インタラクティブに移動またはスケーリングする

  1. Pick > Object Types > Image Plane の順に選択します。

  2. Transform > Move または Transform > Scale を選択します。

  3. ビューのイメージ プレーンをクリックします。

    マニピュレータがイメージ プレーンに表示されます。

    注:

    サーフェスなど、イメージ プレーン以外のオブジェクトが選択されている場合、マニピュレータは表示されません。

  4. マニピュレータのハンドルをドラッグしてイメージ プレーンを移動またはスケーリングするか、あるいはマニピュレータのハンドルをクリックして選択し、次のいずれかを行います。ハンドルは白になります。

    • ビューの任意の場所をドラッグします。

    • 矢印キーを押します。

    • イメージ プレーンを移動またはスケーリングする際に使用する水平方向の値と垂直方向の値を入力して、 キーを押します。

      注:

      マニピュレータがアクティブな状態で、Edit > Undo の順に選択してイメージ プレーンの座標変換を元に戻します。

      注:

      イメージ プレーンの座標変換を行う場合、座標変換はマニピュレータのドラッグに連動して適用されます。

      注:

      マニピュレータの中心はイメージ プレーンのピボット ポイントです。ピボット ポイントの位置を調整するには、Transform > Local > Set Pivot ツールを使用します。ピボット ポイントをイメージ プレーンの中心に配置するには、Transform > Local > Center Pivot ツールを使用します。

イメージ プレーンを(Camera Editor を使用して)水平または垂直に移動する

  1. Windows > Editors > Cameras を選択して、Camera Editor を開きます。
  2. Camera Editor の一番上にある Camera に、移動するイメージ プレーンを含むビューを設定します。
  3. Camera Editor の Image Planes セクションで、移動するイメージ プレーンのスウォッチを選択します。
  4. Camera Editor の Image Plane Parameters: Image Placement セクションで、次のようにパラメータを設定します。
    • Bottom Left – イメージ プレーンの下部左コーナーの位置(Linear 単位)。Bottom Left X (または Y)値を設定すると、Top Right X (または Y)値は自動的に更新されます。
    • Top Right – イメージ プレーンの上部右コーナーの位置(Linear 単位)。Top Right X(または Y)値を設定すると、Bottom Left X(または Y)値は自動的に更新されます。

イメージ プレーンを(Camera Editor を使用して)スケーリングする

  1. Windows > Editors > Cameras を選択して、Camera Editor を開きます。

  2. Camera Editor の一番上にある Camera に、スケーリングするイメージ プレーンを含むビューを設定します。

  3. Camera Editor の Image Planes セクションで、スケーリングするイメージ プレーンのスウォッチを選択します。

  4. Camera Editor の Image Plane Parameters: Image Placement セクションで、イメージ プレーンの水平方向と垂直方向の Size の値を、現在選択されている Linear 単位で設定します。

    Image XY Ratio Lock を ON に設定して、 Size の値の 1 つを選択すると、イメージ プレーンは均等にスケーリングされます。つまり、X を設定すると、Y は自動的に更新されます(逆も同じ)。

イメージ プレーンをグリッドと 3D オブジェクトの前後に移動する

  1. Windows > Editors > Cameras の順に選択して、Camera Editor ウィンドウを開きます。

  2. Camera Editor の一番上にある Camera に、移動するイメージ プレーンを含むビューを設定します。

  3. Camera Editor の Image Planes セクションで、移動するイメージ プレーンのスウォッチを選択します。

  4. Camera Editor の Image Plane Parameters: Image Placement セクションで:

    • (Priority 値が正の数であることを確認して) Depth パラメータを Priority に設定すると、イメージ プレーンがグリッドと 3D オブジェクトの前に移動します。
    • Depth パラメータをオフに設定する、あるいは Priority 値をゼロまたは負の値に設定すると、イメージ プレーンがグリッドと 3D オブジェクトの後ろに移動します。

    それぞれのイメージ プレーンに割り当てた Priority 値によって、イメージ プレーンがビューで表示される順序も定義されます。Priority値が最も大きいプレーンが最前面に、2番目に大きい値のプレーンはその次にと、値の大きい順にプレーンが表示されます。

    詳細については、Windows > Editors > Cameras を参照してください。

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