概要 - ActiveX メソッドで Visual LISP 関数を使用する(AutoLISP/ActiveX)

VLISP では、ActiveX オブジェクトにアクセスできるようにする関数セットを AutoLISP 言語に追加しています。それらの関数名は、vla- で始まります。たとえば、vla-addCircle、vla-get-ModelSpace、vla-getColor があります。これらの関数は、さらに次のように分類できます。

• 各 ActiveX メソッドに対応する vla- 関数。これらの関数を使用して、メソッドを呼び出すことができます(たとえば、vla‑addCircle は AddCircle メソッドを呼び出します)。
• 各プロパティに対応する vla‑get- 関数。これらの関数を使用して、そのプロパティの値を取得できます(たとえば、vla-get-Color はオブジェクトの色プロパティを取得します)。
• 各プロパティに対応する vla‑put- 関数。これらの関数を使用して、そのプロパティの値を更新できます(たとえば、vla-put-Color はオブジェクトの色プロパティを更新します)。

また、VLISP では関数名が vlax- で始まる ActiveX 関連の関数セットも追加しています。これらはより一般的な ActiveX 関数で、各関数を多くのメソッド、オブジェクト、またはプロパティに適用できます。たとえば、vlax-get-property 関数を使用すると、任意の ActiveX オブジェクトの任意のプロパティを取得できます。図面にカスタム ActiveX オブジェクトが含まれていたり、Microsoft Excel スプレッドシートのような他のアプリケーションからオブジェクトにアクセスする必要があるときは、vlax-invoke-method、vlax-get-property、および vlax‑put‑property 関数を使用して、他のアプリケーションのメソッドやプロパティにアクセスできます。これらの関数の使用例については、「概要 - タイプ ライブラリを読み込まずに ActiveX を使用する(AutoLISP)」を参照してください。