図面の尺度に合わせて、ラスター イメージの大きさを指定できます。
イメージをアタッチするときは、ラスター イメージの尺度係数を設定して、イメージのジオメトリの尺度を、の図面内のジオメトリの尺度に一致させることができます。イメージの尺度係数の既定は 1 です。すべてのイメージの既定の単位は「単位なし」です。イメージ ファイルには、1 インチあたりのドット数(DPI)を定義した解像度情報を保存できます。この情報は、そのイメージがどのように取り込まれたかを表します。
イメージに解像度情報が設定されている場合は、その解像度情報、尺度係数、および図面単位を考慮した上で、図面上のイメージの尺度が設定されます。たとえば、尺度が 1 インチ = 50 フィート(1:600)の青焼き図面をラスター イメージとして取り込み、1 単位が 1 インチとなるように図面が設定されている場合、[イメージ]ダイアログ ボックスの[尺度]領域で、[画面上で指定]チェック ボックスをオンにします。イメージの尺度を数値で指定するには、[画面上で指定]チェック ボックスをオフにし、[尺度]に 600 と入力します。イメージ内のジオメトリと図面上のジオメトリが同じサイズになる尺度で、イメージがアタッチされます。
アタッチしたイメージ ファイルに解像度情報が定義されていない場合は、ラスター イメージの幅が 1 単位に設定されます。そのため、イメージ ファイルがアタッチされると、単位によるイメージ幅とラスター イメージの尺度係数が等しくなります。