BINDTYPE (システム変数)

バインドまたはインプレイス編集操作を実行するときの、外部参照内の「名前の付いたオブジェクト」に適用する命名動作を既定にするかコントロールします。

タイプ:整数型
保存先:保存されません
初期値:0

名前の付いたオブジェクトには、画層、寸法および文字スタイル、ブロック、ビューなどがあります。

たとえば、Electrical という名前の画層を含む Floorplan という名前の図面ファイルを例に考えてみます。この図面を現在の図面に外部参照としてアタッチすると、その画層名は drawingname | layername となります。この例では、Floorplan|Electrical となります。この命名スタイルは、現在の図面内の既存の画層名との競合を避けるように設計されています。

BINDTYPE を 0 に設定すると、標準的な動作となり、外部参照に対してバインド操作を実行すると、画層名は drawingname$0$layername となります。つまり、この例では、Floorplan$0$Electrical となります。画層 Floorplan$0$Electrical が、前回のバインド操作から存在している場合は、新しい画層名は Floorplan$1$Electrical というようになります。

BINDTYPE を 1 に設定すると、合成動作となり、外部参照に対してバインド操作を実行すると、画層名は同じままとなります。この例では、Electrical となります。これにより、外部参照の画層と現在の図面の画層が合成されます。これは、参照図面をアタッチ解除して挿入するのと同様です。

説 明

0

標準動作

1

合成動作

次に、このシステム変数が影響するコマンド、およびどのように影響するかを示します。
注: XBIND[個別バインド]コマンドおよび REFEDIT[インプレイス参照編集]コマンドは、このシステム変数の影響を受けません。