文字の高さは、使用するフォントの作図単位でのサイズを決定します。
文字スタイルの一部として固定高さを指定した場合は、1 行文字の作成時に高さの指定を求めるプロンプトは表示されません。文字スタイルで高さを 0 (ゼロ)に設定すると、1 行文字を作成するたびに高さの指定を求めるプロンプトが表示されます。文字オブジェクトを作成するたびに文字の高さを指定する場合は、文字スタイルの高さを 0 (ゼロ)に設定してください。
TrueType フォントでは、文字の高さに指定された値は、大文字の高さと、アクセント領域(英語以外の言語で、アクセント記号などを指定するために文字の上部に設けられた領域)を合わせたものを表します。大文字とアセントにどの程度の文字高さを割り当てるかは、そのフォントの設計者が決めることであるため、フォントによって異なります。
ユーザーが指定した文字高さを構成する、大文字の高さとアクセント領域に加えて、TrueType フォントには、y、 j、p、g、q など、一部が文字挿入線の下まで延びる文字のためのディセント領域もあります。
エディタですべての文字に文字高さの優先を適用すると、マルチ テキスト オブジェクト全体の尺度が、その幅も含めて変更されます。