概要 - 寸法を検査寸法に変換する

検査寸法を使用すると、製造部品の寸法値と許容差を確実に指定範囲内にするために、どのくらいの頻度で部品を検査するべきかを効果的に伝えることができます。

検査寸法のフィールド

最終的なアセンブリ製品に部品を組み付ける前の段階で、特定の許容差または寸法値に適合させる必要がある部品を使用している場合は、検査寸法を使用して、部品の検査の頻度を指定できます。

検査寸法は、あらゆる種類の寸法オブジェクトに追加でき、枠と文字値で構成されます。検査寸法の枠は、2 本の平行な線分と、丸型または角型の両端から構成されます。検査寸法の各文字値はそれぞれ縦線で区切られます。検査寸法は、検査ラベル、寸法値、検査率という 3 つの異なる情報フィールドから構成できます。

検査ラベル

個々の検査寸法を識別するために使用される文字列です。ラベルは、検査寸法の一番左側に表示されます。

寸法値

検査寸法を追加する前に表示されていた寸法値と同じ寸法値が表示されます。寸法値には、許容差、文字(接頭語と接尾語の両方)、計測値を含めることができます。寸法値は、検査寸法の中央に表示されます。

検査率

寸法値の検査が必要な頻度を伝えるための文字列で、パーセント値で示されます。検査率は、検査寸法の一番右側に表示されます。

検査寸法は、あらゆる種類の寸法に追加できます。検査寸法の現在の値は、[プロパティ]パレットの[その他]領域にも表示されます。枠の形状およびラベルと検査率の文字値のコントロールに使用するプロパティの値が表示されます。