他の図面に図面ファイルをアタッチまたは挿入するとき、両方のファイルに地理的位置情報が含まれていると、地理的位置情報の助けを使用して、参照図面または挿入図面を自動的に配置することができます。
基点として地理マーカーが使用され、図面が適切な位置に挿入されます。両方の図面の GIS 座標系が同じ場合、参照/挿入図面のすべての他の点は正しく変換され、続けて正しい地理的位置にマップされます。
GIS 座標系が同じでない場合、地理マーカーのみがホスト図面の GIS 座標系に正しく変換されます。他の点は正しく変換されない可能性があり、間違った地理的位置を示す可能性があります。このため、図面のアタッチまたは挿入時に座標系の不一致が検出されると、警告が表示されます。しかし、アタッチまたは挿入が禁止されるわけではありません。
図面ファイルを別の図面にアタッチしている場合、一方のファイルをもう一方のファイルとは無関係に変更することができます。いくつかの変更は、地理的位置データを含む図面ファイルに悪影響を及ぼすことがあります。例:
図面の GIS 座標系は、地理マーカーで定まります。そのため、ホスト図面や参照図面の地理マーカを移動すると、参照図面の点は脈絡がなくなる可能性があります。このため、参照図面の点が正しく変換されず、正しい地理的位置を示さない可能性があります。
このような場合は、参照図面をアタッチ解除し、再度アタッチすることをお勧めします。
図面ファイルで座標系を変更すると、ホスト図面ファイルと参照図面ファイルとの間で座標系が不一致となります。図面をアタッチした場合とは異なり、座標系の不一致は警告されません。その結果、参照図面ファイル内の点は、ホスト図面の座標系に変換されません。このため、参照ファイル上の点は、正しい地理的位置を示していない可能性があります。