-WBLOCK[ブロック書き出し] (コマンド)

選択したオブジェクトを保存したり、ブロックを指定した図面ファイルに変換します。

システム変数 FILEDIA を 1 に設定しているときは、コマンド プロンプトに対して -wblock と入力すると、標準のファイル選択ダイアログ ボックスが表示され、新しい図面ファイルの名前を入力できます。FILEDIA が 0(ゼロ)が設定されている場合、コマンド プロンプトに対して -wblock と入力すると、プロンプトが表示されます。新しい図面は、[オプション]ダイアログ ボックスの[開く/保存]タブの[名前を付けて保存のファイル形式]で指定されたファイル形式で保存されます。

ファイルが作成されると、選択したオブジェクトは図面から削除されます。OOPS[オブジェクト復活]コマンドを使用すると、そのオブジェクトを復元できます。

新しい図面では、ワールド座標系(WCS)はユーザ座標系(UCS)に平行に設定されます。

次のプロンプトが表示されます。

出力ファイルの名前
出力ファイルのパスと名前を指定します。
既存のブロック

指定したオブジェクトを、既存のブロック ファイルに保存します。外部参照または外部参照に従属するブロックの名前を入力することはできません。

新しい図面を定義
オブジェクトを、新しい図面ファイルに保存します。
  • =. 既存のブロックと書き出しファイルの名前が同一になります。
  • *. 参照されていないシンボルを除く図面全体が新しい書き出しファイルに書き出されます。モデル空間のオブジェクトはモデル空間に、ペーパー空間のオブジェクトはペーパー空間に、それぞれ書き出されます。
挿入基点

ブロックの挿入基点を指定します。既定値は 0,0,0 です。

[モード(O)]

ブロックの作成に使用されるオブジェクトに対して、ブロック作成時の効果を設定します。

  • [ブロックに変換(C)]: 現在の図面で選択したオブジェクト(1 つまたは複数)を、ファイルとして保存した後で現在の図面のブロックに変換します。
  • [保持(R)]: 現在の図面で選択したオブジェクトを、ファイルとして保存した後で保持します。
  • [削除(D)]: 選択したオブジェクトをファイルとして保存した後で現在の図面から削除します。
オブジェクトを選択

ファイルに保存する 1 つまたは複数のオブジェクトを選択します。