大きな図面で作業をする場合は、実際に作業する部分のビューや画層のジオメトリだけを開いて、パフォーマンスを向上させることができます。
大きな図面で作業する場合に、OPEN[開く]コマンドの[部分的に開く]オプションを使用して、図面内で実際に作業するビューと画層のジオメトリを選択することができます。
編集できるのは図面ファイルにロードされたオブジェクトだけですが、部分的に開いた図面には、名前の付いたすべてのオブジェクトが含まれます。名前の付いたオブジェクトには、画層、ビュー、ブロック、寸法スタイル、文字スタイル、ビューポート設定、レイアウト、UCS、線種があります。
大きな図面は、区画化したビューに編成することによって、必要な内容のみをロードし、編集することができます。たとえば、都市計画図に関する作業で、南東の区画(図では区画 D3)だけを編集しなければならない場合、あらかじめ定義したビューを指定することで、図面のこの部分をロードすることができます。土地の区画番号を編集するだけでよい場合は、この特定画層上のジオメトリをロードすることができます。
図面を部分的に開いた後、ビュー、選択した領域、または画層の別のジオメトリをその図面にロードするには、PARTIALOAD[部分ロード]コマンドを使用します。[部分的に開く]オプションは、2004 DWG 形式以降の図面でのみ使用できます。