今、レビュー用に 3D モデルを受け取りました。より快適にビューを変更したり、モデルの表示方法をコントロールしたいと思います。このトピックでは、次のことを行う最も簡単な方法について説明します。
まず、RECTANG[長方形]コマンドを使用して 3 つの長方形を作成し、次のように 3 つの円を作成します。
各ビューポートの左上コーナーには、次の 3 つのコントロールがあります。
[-] [平面図] [2D ワイヤフレーム]
3 つの角括弧領域のそれぞれをクリックすることで、各種の設定やコントロールを変更することができます。
先に進んで[-]コントロールをクリックし、メニューを表示して[Esc]を押します。[平面図]と[2D ワイヤフレーム]コントロールでも同じように操作します。タイトルが変更され、現在の設定が表示されます。
この操作により、図面のアイソメ ビューが表示されます。
これで、2D ワイヤフレーム表示スタイルを使用して表示された 6 つの 3D ソリッドが作成されました。表示スタイルは、各ビューポート内のエッジ、照明、シェーディングの表示を決定します。次の表示スタイルを調べてみましょう。
では、2D ワイヤフレーム表示スタイルとワイヤフレーム表示スタイルの違いは何でしょう?
モデルのビューを簡単にダイナミックに回転することができます。これによってモデルを異なる角度から見ることができるようになり、複雑なモデルを静的ビューに比べて簡単に理解することができます。
このモードでは、ビューの回転の中心となるターゲット ポイントを示す暗緑色のボール(1)の両方を表示することができます。また、カーソルがビュー回転カーソル(2)に変わります。スクロール ホイールを使用して拡大ズームや縮小ズームを行う場合、カーソル位置が重要です。
場合によっては、3D ビューの背景色を変更しなければならないことがあります。たとえば、ドキュメントやプレゼンテーションのイラストでは、背景を白に変更する必要があるかもしれません。背景色を白に変更するには、次の手順に従います。
左の列の関連するコンテキストは、2D モデル空間、3D 平行投影、3D パース投影です。
パース ビューは、イラスト、プレゼンテーション、レンダリングに役立ちます。次の図は、平行投影およびその右にパース投影を示しています。
パース ビューに切り替えるには、次の手順に従います。
モデルを表示しているときに、オブジェクトが邪魔になることがあります。このような場合、それらのオブジェクトを一時的に非表示にする簡単な方法があります。
各ビューポートの左上コーナーにある3つのコントロールを使用して、ビューの方向や表示スタイルを簡単に指定することができます。[Shift]キーとマウス ホイールを使用して 3D ビューをダイナミックに回転し、モデルの不具合を探したり、ドキュメントやプレゼンテーションのイメージを作成したりすることもできます。
3D モデルの表示に関する最も一般的に使用されるコマンドおよびシステム変数は次のとおりです。
コマンド | 説明 |
---|---|
3DORBIT[3D オービット] | マウスを使用して 3D で対話的な表示を提供します。右クリックすると、表示オプションが表示されます。 |
HIDEOBJECTS[オブジェクト非表示] | 選択したオブジェクトの表示を一時的に禁止します。 |
ISOLATEOBJECTS[オブジェクト選択表示] | 選択したオブジェクト以外のすべてのオブジェクトの表示を一時的に禁止します。 |
OPTIONS[オプション]、[表示]タブ | [色]ボタンをクリックすると、[作図ウィンドウの色]ダイアログ ボックスが表示されます。 |
PLAN[プラン ビュー] | 指定したユーザ座標系の XY 平面の直交投影ビューを表示します。 |
UCSICON[UCS アイコン管理] | UCS アイコンの表示/非表示、位置、外観、選択性をコントロールします。 |
UNISOLATEOBJECTS[オブジェクト選択表示終了] | ISOLATEOBJECTS[オブジェクト選択表示]コマンドまたは HIDEOBJECTS[オブジェクト非表示]コマンドで非表示にされているオブジェクトを表示します。 |
VSCURRENT[ビューポート表示スタイル] | 現在のビューポートで表示スタイルを設定します。 |
システム変数 | 説 明 | 既定値 | 保存場所 |
---|---|---|---|
DISPSILH | ワイヤフレームまたは 2D ワイヤフレーム表示スタイルでの 3D ソリッドおよびサーフェス オブジェクトのシルエット エッジの表示をコントロールします。 | 0 | 図面 |
ISOLINES | 3D ソリッドの曲面サーフェスに表示される面分割線の数を指定します。 | 4 | 図面 |
これらのコマンドや関連するシステム変数については、AutoCAD ヘルプ システムを参照してください。システム変数の設定を試すことで、ニーズに最適な動作の設定を見つけることができます。