回路ビルダ: 条件付きでコンポーネントを挿入するには

回路ビルダは回路を動的に作成するため、回路要素の選択で条件付きコンポーネント挿入が必要になる場合があります。たとえば、マーカー ブロックの挿入点に[開始]押しボタンまたは NO リレー接点を挿入するオプションがあるとします。モメンタリ押しボタンを選択した場合、個別のマーカー ブロックでマークした場所の押しボタンの周囲に「シール」接点を挿入する必要があります。しかし、NO リレー接点オプションを選択した場合、シール接点は必要なく、配線をトリムするか、除去する必要があります。

  1. モメンタリ押しボタンなど、選択したコンポーネントのマーカー ブロックを含む回路テンプレート図面を開きます。その ORDER 属性の値を書き留めます。
  2. 条件付きコンポーネントを追加する配線を見つけます。同じ ORDER 属性値を持つマーカー ブロックを追加します。
  3. この条件付きマーカー ブロックに、たとえば「XY02」などの一意の CODE 属性値を割り当てます。
  4. 条件付きコンポーネントが不要な場合は、除去またはトリムする配線を見つけます。
  5. これらの各配線セグメントにマーカー ブロックを追加します。ORDER 属性値を編集して、条件付きコンポーネントのマーカー ブロックの属性値に一致させます。
  6. 各配線マーカー ブロックに同じ CODE 値、たとえば「XY01」を割り当てます。この CODE 値は、条件付きコンポーネント マーカー ブロックに割り当てた値と異なる必要があります。
  7. 回路テンプレート図面を保存します。
  8. 回路ビルダ スプレッドシート ace_circuit_builder.xls を開きます。
  9. 回路の CATEGORY と TYPE を見つけます。たとえば、CATEGORY: 3ph Motor Circuit とTYPE: Horizontal - FVNR - non reversing などです。
  10. SHEET_NAME 値と同じ名前を持つ回路コード シートを開きます。たとえば、SHEET_NAME: 3ph_H などです。
  11. オプションのコンポーネントを見つけます。たとえば、CODE: PB02、COMMENTS: Start、UI_PROMPT_LIST: Start などです。
  12. 条件付き挿入が必要なオプションの[COMMAND_LIST]列の API 呼び出しを編集します。複数の API 呼び出しを使用して、複数のコンポーネントを挿入することができます。たとえば、次のようになります。

    (c:ace_cb_insym #xyz nil "HPB11" #scl 8 nil)(c:ace_cb_insym "XY02" nil "HMS21" #scl 8 nil)

    2 番目の呼び出しの違いに注意します。メイン マーカー ブロックの XY 座標を格納する #xyz グローバル変数を渡す代わりに、「XY02」コード名を渡します。つまり、挿入先のテンプレートの「XY02」が存在するすべての場所に、「HMS21」シンボルが挿入されることを意味します。

  13. 配線のトリムまたは除去が必要なオプションの[COMMAND_LIST]列の API 呼び出しを編集します。たとえば、次のようになります。

    (c:ace_cb_trim "XY01" nil)。ここで「XY01」は各配線マーカー ブロックに割り当てられた CODE 属性値です。

    最初の引数として XY 座標を渡す代わりに、「XY01」コード名を渡します。これにより、回路ビルダに、「XY01」の CODE 属性値およびターゲット ORDER 値を持つすべてのマーカー ブロックを見つけて、それらの基準の配線をトリムまたは除去するように指示します。

    注: 詳細については、API マニュアルを参照してください。
  14. スプレッドシートを保存します。