回路ビルダ: 子接点を親にリンクするには

回路ビルダが動的に回路を作成すると、各コンポーネントにコンポーネント タグが割り当てられます。子接点を親コンポーネントにリンクして、親と同じコンポーネント タグが割り当てられるようにする必要があります。

親コンポーネントと子コンポーネントは、それぞれが同じ既定のタグ値を持つ場合、回路ビルダによって自動的にリンクされます。たとえば、モーター スターターコイルと補助接点は共に「M」の既定値を持ちます。

回路全体で、同じ既定のタグを持つ複数の親/子関係を指定できます。回路全体には、メイン回路テンプレートと任意の分岐またはネストした回路テンプレートが含まれます。たとえば、逆モーター スターターには、順方向と逆方向の 2 つのスターター コイルがあります。各親コイルは、正しい子補助接点およびパワー接点にリンクする必要がありますが、すべて同じ既定のタグ値「M」にすることができます。正しい親/子リンクを実現するには、以下の手順に従います。

  1. 親および子マーカー ブロックを含む回路テンプレート図面を開きます。複数の回路テンプレート図面を含めることができます。たとえば、パワー接点を定義するメイン テンプレートとスターター コイルおよびインターロック補助接点を定義するネストしたテンプレートなどです。
  2. 新しい既定のタグ リンクを必要とする各コンポーネントの正しいマーカー ブロックを見つけます。
  3. MISC1 属性を編集して、「_PRETAG={新しい既定のタグ リンク}」を追加します。たとえば、順方向モーター コイルおよび接点に「_PRETAG=MF」を追加し、逆方向モーター コイルおよび接点に「_PRETAG=MR」を追加します。
    注: MISC1 属性値には、回路ビルダで特別な方法でコンポーネントまたは基準となる配線を処理するように指示する複数の特別な文字フラグを含めることができます。新しい値を追加する場合、他の特別なフラグ値を上書きしないでください。各値はセミコロンで区切ります。
  4. 回路テンプレート図面を保存します。

    回路ビルダが子接点を含むネストした回路を挿入する場合、これらの事前定義されたタグの値と適切な親コイルが一致します。