回路ビルダのスプレッドシートを編集して、回路の作成手順を追加します。
- ace_circuit_builder.xls を開いて、スプレッドシート ソフトウェアを使用して編集します。このファイルの場所については、「回路ビルダ スプレッドシートの概要」を参照してください。
- ACE_CIRCS シートで参照したように、3ph_H をコピーして名前を 3ph_H_custom に変更します。
回路コード シートでの変更は、回路テンプレート図面のマーカー ブロックに対して行った変更と一致する必要があります。削除したマーカー ブロック XF01 および KVAR1 のコードの値と一致する行をシートで削除できます。このシートからこれらの行を削除しないと決めても問題ありません。対応するマーカー ブロックが見つからない場合、これらの行は無視され、[回路環境設定]ダイアログ ボックスには表示されません。
- 値 が XF01 である CODE を検索します。
- スプレッドシートで、次の空白以外の CODE 値が XF02 などで始まる場所を指すすべての行を削除します。
- 値が KVAR1 である CODE に対して、これを繰り返します。
CODE 値が USR001 である追加された新しいマーカー ブロックのセクションを追加します。シートの下の部分で、空白でない最後の行の後にこの新しいセクションを追加します。
- 空白の行の[CODE]フィールドに、USR001 と入力します。
- [COMMENT]フィールドに、Extra Component と入力します。
これは、[回路環境設定]ダイアログ ボックスの左側の[回路要素]セクションに表示され、選択の際に使用されます。
- [UI_TITLE]フィールドに、Component と入力します。
これは、[回路環境設定]ダイアログ ボックスの中央の部分の選択リストの上に表示されるラベルです。
- 同じ行の[UI_PROMPT_LIST]フィールドに、 Red Light と入力します。
これは、ダイアログ ボックスの中央の部分に表示される、この項目の選択リストに表示されるテキストです。
- 同じ行の[UI_VAL]フィールドに、‘1 と入力します。
これは、各グループの選択に割り当てられる数値です。これらの数値は、UI_SEL 列の値に一致します。この例では値を 1 つだけ持ちます。
- 同じ行の[UI_SEL]フィールドに、‘1 と入力します。
注: [UI_VAL]と[UI_SEL]のすべての値は、数字としてではなくテキストの値としてスプレッドシートに挿入する必要があります。数字の前にアポストロフィ文字を付けると、スプレッドシート ソフトウェアで強制的に文字値として解釈させることができます。セルの形式を明確に文字に指定することもできます。文字は、セル内で左寄せする必要があります。値が右揃えで表示されたら、その値を数値からテキストの値に変更する必要があります。
これは、グループ内の各選択の[UI_VAL]列の値の合計に一致する数値です。この行の COMMAND_LIST 値が選択したオプションの挿入に使われます。
- [COMMAND_LIST]フィールドに、 (c:ace_cb_insym #xyz nil “HLT1R” #scl 8 nil) と入力します。
これは、回路ビルダがコンポーネントの挿入に使用する API 呼び出しです。詳細については、API マニュアルを参照してください。
- 次の行の[UI_PROMPT_LIST]フィールドに、Selector Switch と入力します。
これは、Extra Component オプションの 2 つ目のオプションです。[CODE]、[COMMENTS]、および[UI_TITLE]フィールドは空白のままにします。
- [UI_DEF]フィールドに、X と入力します。これは、このエントリを既定のオプションとして定義します。既定値は、回路が[回路選択]ダイアログ ボックスの[挿入]ボタンを使用して挿入された場合に使用されます。[環境設定]ボタンが選択された場合、このマーカー ブロックのオプションが表示されるときに、「X」のエントリが[回路環境設定]ダイアログ ボックスの既定としてあらかじめ選択されます。
- 同じ行の[UI_VAL]フィールドに、‘2 と入力します。
- 同じ行の[UI_SEL]フィールドに、‘2 と入力します。
- [COMMAND_LIST]フィールドに、 (c:ace_cb_insym #xyz nil “HSS112” #scl 8 nil) と入力します。
- 次の行の[UI_PROMPT_LIST]フィールドに、NO Contact と入力します。
- 同じ行の[UI_VAL]フィールドに、‘3 と入力します。
- 同じ行の[UI_SEL]フィールドに、‘3 と入力します。
- [COMMAND_LIST]フィールドに、 (c:ace_cb_insym #xyz nil “HCR21” #scl 8 nil) と入力します。
- 次の行の[UI_PROMPT_LIST]フィールドに、None と入力します。
- 同じ行の[UI_VAL]フィールドに、‘0 と入力します。
- 同じ行の[UI_SEL]フィールドに、‘0 と入力します。
[COMMAND_LIST]フィールドは空白のままにします。これは、このオプションが選択された場合にアクションが不要であることを意味します。
- スプレッドシートを保存します。
注: 新しい回路コード シートが常に必要とは限りません。回路と回路オプションによっては、既存のシートに情報を追加できます。この例では、手順を説明するために新しいシートを作成しました。