カスタム配線接続スタイルを作成するには

シンボル ビルダは、配線接続をシンボルに追加する場合に、配線接続テンプレート図面を挿入します。配線接続スタイルのリストは、シンボル ライブラリ パスで検出されたテンプレート図面に基づいて動的に作成されます。配線接続テンプレート名は、それが配線接続テンプレートであること、配線接続タイプ、方向を示します。

AutoCAD Electrical ツールセット には、いくつかの回路図配線スタイルが用意されています。追加のスタイルが必要な場合は、新しいスタイルの配線接続テンプレートを作成します。完全なスタイルを作成するには、配線方向ごとに配線接続テンプレートを作成します。新しい回路図スタイルを追加するには、次の配線接続テンプレート図面を作成します。

文字「?」は、次に使用可能な数字で置き換えます。AutoCAD Electrical ツールセット では、数字 0 ~ 9 を使用して最大 10 個のスタイルを指定できます。新しい図面を使用するか、一連の既存の配線接続テンプレート図面を適切な名前にコピーし、必要に応じて変更して、配線接続テンプレート図面を作成できます。

新しい図面から配線接続テンプレートを開始する

  1. 空白の新しい図面から開始します。
  2. 配線接続の形状を描画します。
  3. AutoCAD ATTDEF[属性定義]コマンドを使用して、配線接続属性定義を追加します。属性定義の挿入点は、AutoCAD Electrical ツールセット が配線の接続に使用する位置です。配線接続属性タグは X?TERM01 です。文字「?」は、 使用する配線接続方向を表します。
    • 1: 配線は右から属性に接続
    • 2: 配線は上から属性に接続
    • 4: 配線は左から属性に接続
    • 8: 配線は下から属性に接続
    • 0: 円から放射するモーター接続専用
  4. (オプション) TERM01 属性定義を追加します。
  5. (オプション) TERMDESC01 属性定義を追加します。
  6. (オプション)カスタム図面プロパティを追加して、スタイルの説明を定義します。この値は、[配線接続を挿入]ダイアログ ボックスの端子スタイル リストに表示される文字です。
    • [ファイル][図面プロパティ]の順に選択します。
    • [カスタム]タブを選択します。
    • [追加]を選択します。
    • カスタム プロパティ名として「Terminal style」と入力します。
    • 値としてスタイルの説明を入力します。
    • [OK]を選択して図面プロパティを保存します。
  7. 配線接続テンプレート命名規則に従って、適切なライブラリ フォルダに図面を保存します。

配線接続テンプレート命名規則

提供された配線接続テンプレート

テンプレート名

シンボル タイプ

端子スタイル

テンプレート内の属性

BB012、BB021、BB023、BB032

回路図シンボル親または子

なし

X?TERMn、TERMn

BB000

回路図シンボル親または子

なし

X0TERMn

BB111 から B133

回路図シンボル親または子

ねじ

X?TERMn、TERMn

BB211 から BB233

回路図シンボル親または子

小ねじ

X?TERMn、TERMn

BB311 から BB333

回路図シンボル親または子

丸数字

X?TERMn、TERMn

BB411 から BB433

回路図シンボル親または子

枠の中に数字

X?TERMn、TERMn

BB511 から BB533

回路図シンボル親または子

固定 PLC

X?TERMn、TERMn、DESCA01、DESCB01、TAGA01

BBSTTN012、BBSTTN021、BBSTTN023、BBSTTN032

端子番号付きの回路図端子

なし

X?TERM01、TERM01

BBSTWN012、BBSTWN021、BBSTWN023、BBSTWN032

線番に続く回路図端子

なし

X?TERM01

BBPTWN0_12、BBPTWN0_21、BBPTWN0_23、BBPTWN0_32

パネル機器シンボル

1 つの線番

X?TERMn、TERMn、TERMDESCn、WIRENOn

BBPTWN1_12、BBPTWN1_21、BBPTWN1_23、BBPTWN1_32

パネル機器シンボル

1 つの線番

X?TERMn、TERMn、TERMDESCn、WIRENOn

BBPTWN2_12、BBPTWN2_21、BBPTWN2_23、BBPTWN2_32

パネル機器シンボル

2 つの線番

X?TERMn、TERMn、TERMDESCn、WIRENOn、WIRENOnA

BBPTWN_NOTERM0_12、BBPTWN_NOTERM0_21、BBPTWN_NOTERM0_23、BBPTWN_NOTERM0_32

パネル端子、レベルなし

レベルなし

WIRENOL、WIRENOR、TERM、TERMDESCL、TERMDESCR

BBPTWN_NOTERM1_12、BBPTWN_NOTERM1_21、BBPTWN_NOTERM1_23、BBPTWN_NOTERM1_32

パネル端子、1 レベル

1 レベル端子

WIRENOL、WIRENOR、L01PINL、L01PINR、TERM

BBPTWN_NOTERM2_12、BBPTWN_NOTERM2_21、BBPTWN_NOTERM2_23、BBPTWN_NOTERM2_32

パネル端子、2 レベル

2 レベル端子

WIRENOL、WIRENOR、L01PINL、L01PINR、TERM、L02WIRENOl、L02WIRENOR、L02PINL、L02PINR、L02TERM

BBPTWN_NOTERM3_12、BBPTWN_NOTERM3_21、BBPTWN_NOTERM3_23、BBPTWN_NOTERM3_32

パネル端子、3 レベル

3 レベル端子

WIRENOL、WIRENOR、L01PINL、L01PINR、TERM、L02WIRENOl、L02WIRENOR、L02PINL、L02PINR、L02TERM、L03WIRENOL、L03WIRENOR、L03PINL、L03PINR、L03TERM

文字「?」は、適切な配線接続方向番号に置き換えられ、「n」は 2 桁の連続した番号に置き換えられます。テンプレートに含まれる配線接続属性が 1 つだけの場合は、常に「01」を使用します。シンボル ビルダを使用して、配線接続テンプレートを挿入すると、「01」は、次に使用可能な値に置き換えられます。