概要 - 図面間の違いを比較する

現在の図面を他の図面と比較したり、サポート対象のクラウド アカウントに保持されている旧バージョンの図面と比較します。

設計が進むにつれて、ある改訂から次の改訂で何が変更されたかを覚えておくことがだんだん難しくなります(特に、距離的に分散しているチームで作業する場合)。この機能を使用して、2 つの図面間または図面の 2 つのバージョン間で視覚的な比較を行うことができます。作業時には、現在の図面内で色と雲マークによって、違いがハイライト表示されます。

図面を比較する機能には、次の 2 つの異なるワークフローからアクセスできます。

図面比較
COMPARE[図面比較]コマンドを使用して、現在の図面を指定した他の図面を比較することができます。
図面履歴
DWGHISTORY[図面履歴]コマンドを使用して、現在の図面とサポート対象のクラウド ストレージ プロバイダが保持している旧バージョンを比較できるパレットを表示することができます。サポートされているクラウド ストレージ プロバイダには、Dropbox、Box、Microsoft OneDrive があります。
注: 比較プロセスのユーザ インタフェースとオプションは実質的に同一であるため、次の例では図面比較機能が動作していると仮定しています。その他の点では、サポート対象のクラウド ストレージ プロバイダに保存されている図面のバージョンを比較することは同じです。

比較処理中は、図面比較機能によって、2 つの図面間で修正、追加、削除されたオブジェクトが識別されます。たとえば、次の 2 つの非常に単純化された図面を考えてみます。各図面には、他の図面にはない差異があります。

図面 1 が旧バージョンの図面、図面 2 が現在の図面だとします。

COMPARE[図面比較]コマンドを開始して比較図面(この例では図面 1)を指定すると、作図領域の上部に[図面比較]ツールバーが表示されます。

比較の結果は、下図のように現在の図面に表示されます。

注: 明瞭になるように、次の図では見やすい色を使用しています。

[図面比較]ツールバーの[設定]パネルでさまざまな色を指定することができます。[設定]パネルには、追加の表示コントロールもあります。

差異を現在の図面に読み込む

[図面比較]ツールバーで、差異を比較図面から現在の図面に読み込むことができます。比較図面内の異なるオブジェクトのみを、現在の図面に読み込むことができます。このコマンドを使用することで、現在の図面を効率的に旧バージョンに一致させることができます。

読み込まれた差異は両方の図面に存在することになるため、自動的にグレーに変わります。

比較結果を書き出す

比較結果は、参照用として新しいスナップショット図面に書き出すことができます。スナップショット図面は、比較の外観が維持され、図面名の組み合わせを使用して名前が付けられます。

注: スナップショット図面には 2 つのブロックが含まれています(比較した 2 つの図面に 1 つずつ)。

一般的な制限事項

[図面比較]機能には次のような制限があります。